ちょう‐しんけい【聴神経】
内耳神経のうち、蝸牛殻(かぎゅうかく)に始まり、聴覚を伝える感覚神経。半規管・前庭からの平衡神経と内耳道で合する。蝸牛神経。 [補説]内耳神経を聴神経と呼ぶこともある。
どうがん‐しんけい【動眼神経】
眼球の運動を支配する神経。中脳から出て眼窩(がんか)に分布し、運動神経線維が眼球を動かす筋肉を、副交感神経線維が毛様体と虹彩の運動を支配。第三脳神経。
どうぶつせい‐しんけい【動物性神経】
脳脊髄(のうせきずい)神経のこと。植物性神経に対し、動物で発達しているのでいう。
ないじ‐しんけい【内耳神経】
聴覚と平衡をつかさどる脳神経。内耳の蝸牛(かぎゅう)から始まる聴神経(蝸牛神経)と、三半規管・前庭(ぜんてい)から始まる平衡神経(前庭神経)からなり、内耳道で合する。前庭蝸牛神経。第八脳神経。
のう‐しんけい【脳神経】
脳から出入りする末梢神経。12対あり、嗅(きゅう)神経・視神経・動眼神経・滑車神経・三叉(さんさ)神経・外転神経・顔面神経・内耳神経・舌咽(ぜついん)神経・迷走神経・副神経・舌下神経で、順に第一...
のうせきずい‐しんけい【脳脊髄神経】
脳神経と脊髄神経の総称。末梢神経系の主要部分を構成し、運動や感覚に関与する随意的な興奮伝達を行う。動物性神経。体性神経。
はんしゃ‐しんけい【反射神経】
刺激に対して瞬間的に反応する能力。「—を鍛える」
ふく‐こうかんしんけい【副交感神経】
自律神経の一。脳部および仙骨部から発し、大部分は迷走神経で、伝達物質としてアセチルコリンを分泌する。交感神経系と拮抗(きっこう)的に働き、心臓に対しては抑制、胃腸に対しては促進の作用をする。
ふく‐しんけい【副神経】
脳神経の一。首を動かす筋肉の一部に分布する運動性神経。一部は迷走神経に混入し、名は、迷走神経に付属すると考えられたことによる。第十一脳神経。
ぶんぴつ‐しんけい【分泌神経】
腺細胞(分泌細胞)に刺激を与え、分泌を起こさせる神経。