かが‐ゆうぜん【加賀友禅】
石川県金沢市付近で発達した友禅染。様式化された図柄で、配色に藍・臙脂(えんじ)・紫などが多く、ぼかしを使っている。
かき‐ゆうぜん【描(き)友禅】
手がきで模様を染め出す友禅染。下絵の線にそって糊(のり)を細く置き、その輪郭の中に筆や刷毛(はけ)で色を塗って染める。
かた‐ゆうぜん【型友禅】
型紙を用い、糊(のり)に染料を混ぜた写し糊で模様を染め出す友禅染。明治時代に始められ、以後量産品となる。
かんな‐ぜん【看話禅】
《「かんわぜん」の連声(れんじょう)。話は古則・公案のこと》公案を考え、理解していくことによって、大悟(だいご)に至ろうとする禅風。曹洞宗の黙照禅に対し、臨済宗の修行法をいう。
かんわ‐ぜん【看話禅】
⇒かんなぜん(看話禅)
がま‐ぜん【蝦蟇禅】
《ガマはただ跳ぶだけで、ほかの術を知らないところから》中途半端な悟り方で、自由な働きのできない禅。
きょう‐ゆうぜん【京友禅】
京都で発達した友禅染。古典的で華やかな図柄が多く、装飾に刺繍(ししゅう)や金箔を用いるのが特徴。
こうとう‐ぜん【口頭禅】
1 禅の本義を会得することもなく、口先だけで説く禅。 2 言うばかりで実行の伴わないこと。
さんじ‐ざぜん【三時座禅】
早晨(そうしん)(早朝)・晡時(ほじ)(日中)・黄昏(こうこん)(夕方)の座禅。
さん‐ぜん【参禅】
[名](スル)禅の道に入って修行すること。また、座禅を組むこと。「本山に—する」