うまのすず‐くさ【馬の鈴草】
ウマノスズクサ科の蔓性(つるせい)の多年草。原野や土手などに生え、葉は心臓形で先がとがり、臭気がある。夏、緑紫色のらっぱ状の花を開く。実は球形で、熟すと基部から六つに裂け、馬につける鈴に似る。漢...
うま‐の‐みつば【馬の三つ葉】
セリ科の多年草。山野の樹下に生え、高さ30〜50センチ。葉は三〜五つに裂け、表面にしわがある。夏、白い小花を散形につける。実は球形で、粗い毛が多い。
うま‐ばえ【馬蠅】
双翅(そうし)目ウマバエ科のハエ。体長約1.5センチ。体は赤褐色で、黄白色の毛が密生する。馬の毛に産卵し、かえった幼虫は、馬が毛をなめる際に体内に入り、胃壁に寄生する。糞(ふん)とともに排出され...
うま‐びる【馬蛭】
ヒルド科のヒル。体は細長く扁平で、体長10〜15センチ。背面は暗緑色で黒褐色の5本の縦線がある。体の前後端に吸盤をもつ。池沼などにすみ、人畜には無害。
うみ‐あいさ【海秋沙】
カモ科の水鳥。全長約55センチ。冠羽が目立ち、くちばしは細く、縁が鋸歯(きょし)状。水に潜り、魚や甲殻類を捕食する。ユーラシア北部・北アメリカに分布。日本には冬鳥として渡来。
うみ‐イグアナ【海イグアナ】
イグアナ科の爬虫(はちゅう)類。海に潜る唯一のトカゲで、全長約1.5メートル。ガラパゴス諸島に分布。海岸に群れをなし、岩礁の海藻類を食べる。うみとかげ。
うみ‐う【海鵜】
ウ科の海鳥。全長84センチくらい。全身緑黒色。水に潜って巧みに魚を捕らえる。東アジア特産で、海岸の岩壁に集団営巣する。訓練して鵜飼いに使う。
うみうさぎ‐がい【海兎貝】
ウミウサギガイ科の巻き貝。サンゴ礁にすむ。貝殻は拳(こぶし)状で、殻高8センチくらい。殻表は純白で光沢が強く、内面は紫赤色。紀伊半島以南に分布。
うみ‐うちわ【海団扇】
1 花虫綱トゲヤギ科の腔腸(こうちょう)動物。本州南部以南の浅海に分布。群体をなして扇状に広がり、各枝は癒着し、網状になる。 2 アミジグサ科の褐藻。干潮線付近の岩などに生え、高さ約10センチ。...
うみ‐えら【海鰓】
ウミエラ科の腔腸(こうちょう)動物。浅海の砂泥底に直立し、全長約20センチ。左右に葉状体がえら状に並ぶ。黄白または淡桃色。