うつり‐がえ【移り替え】
《「うつりかえ」とも》季節の変わり目に衣類を替えること。衣替え。「初霜月(はつしもつき)の—も何の苦慮(くるしみ)なく」〈露伴・五重塔〉
うつり‐がみ【移り紙】
贈り物を入れてきた器などに返礼の意味で形式的に入れて返す紙。懐紙・半紙などを用いる。
うつり‐ぎ【移り気】
[名・形動]《古くは「うつりき」とも》 1 興味の対象をたやすく別のものに向けること。また、そういう性質。浮気。「—な薄情者」 2 ふとしたはずみで起こる感情。特に異性にひかれる思い。出来心。「...
うつり‐ごし【移り腰】
柔道の投げ技の一。体側を見せて技をかけてきた相手の腰を抱き上げ、腰をひねって相手の体を自分の腰にのせて投げる腰技。
うつり‐す・む【移り住む】
[動マ五(四)]他の土地に住まいを移す。「離島に—・む」
うつり‐ばし【移り箸】
嫌い箸の一。食事の際、一度取ろうとしたおかずから別のおかずへと箸を動かして食べること。おかずと御飯を交互に食べるか、一度箸を置くかするのが作法。渡り箸。
うつり‐まい【移り舞】
能楽などで、人の舞姿をまねてまう舞。また、舞手のあとをうけてまう舞や、連れ舞をもいう。
うつり‐み【移り身】
ある立場から他の立場へとすばやく変わること。変わり身。「—の早い人」
うつり‐ゆ・く【移り行く】
[動カ五(四)] 1 しだいに変わってゆく。また、時が過ぎ行く。「年ごとに—・く世界情勢」 2 物の影や光などが、時のたつにつれて動いてゆく。また比喩的に、物事が人の心に次々浮かんでくる。「秋の...
うつ・る【移る/遷る】
[動ラ五(四)] 1 位置が変わる。 ㋐場所や地位・配置などが変わる。「新居に—・る」「営業部に—・る」 ㋑(遷る)移転する。「都が—・る」 2 ㋐関心の対象が変わる。「興味がほかに—・った」 ...