たいら‐か【平らか】
[形動][文][ナリ] 1 高低や起伏がないさま。たいらなさま。「—な道」 2 落ち着いていて静かなさま。「波—な湾内」「天下を—にする」 3 心が穏やかなさま。「心中—でない」「苦のなさそうな...
たいら・ぐ【平らぐ】
[動ガ五(四)] 1 穏やかになる。おさまる。しずまる。「たぎりたる脳の漸く—・ぎて」〈漱石・薤露行〉 2 平らになる。「山の頂の少し—・ぎたるより、煙は立ちのぼる」〈更級〉 3 病気が治る。...
たじ‐たたん【多事多端】
[名・形動] 1 仕事が多くて、非常に忙しいこと。また、そのさま。 2 事件がうち続き、世の中が騒がしくて穏やかでないこと。また、そのさま。
たまえ【賜え/給え】
《補助動詞「たまう」の命令形》 1 恩恵をお授けください、与えてくださいの意を表す。現代では文語的な文に用いる。「神よ、恵みを垂れ—」 2 (給え)友人または目下の者に対する、穏やかな命令の意を...
ちゅう‐わ【中和】
[名・形動](スル) 1 性格や感情がかたよらないで穏やかであること。また、そのさま。「一に無偏無党の—ならざるはなし」〈利光鶴松・政党評判記〉 2 性質の異なるものが、互いに融和してそれぞれの...
ちょう‐じゃ【長者】
1 《「ちょうしゃ」とも》年上の人。また、目上の人。年長者。 2 《「ちょうしゃ」とも》徳のすぐれている人。また、穏やかな人。「そこは温厚の—だから、別段激した様子もなく」〈漱石・吾輩は猫である...
てい‐きあつ【低気圧】
1 周囲よりも気圧が低いこと。また、その領域。天気図上では、閉じた等圧線に囲まれた、楕円形または円形の低圧域をさす。周囲から風が吹き込み、吹き込んだ空気は上昇気流となるため、一般に天気が悪い。温...
な・ぐ【凪ぐ/和ぐ】
[動ガ五(四)] 1 (凪ぐ)風がやんで波が静かになる。風波がおさまる。「—・いだ海」 2 (和ぐ)気持ちが穏やかになる。なごむ。「心が—・ぐ」 [動ガ上二] 1 1に同じ。「海つ路の—・...
なご・し【和し】
[形ク] 1 なごやかである。穏やかである。「鶏の声など、さまざま—・うきこえたり」〈かげろふ・下〉 2 柔らかである。「高麗(こま)の紙の膚こまかに—・うなつかしきが」〈源・梅枝〉
なご・す【和す】
[動サ四]柔らげる。穏やかにする。また、従わせる。「みちのく常陸のあら夷(えびす)等をよく—・し給ふ」〈読・春雨・捨石丸〉