たち‐がれ【立(ち)枯れ】
[名](スル)草木が立ったまま枯れてしまうこと。
たちがれ‐びょう【立(ち)枯れ病】
農作物の根や地際の茎がおかされて、急に枯れてしまう病害。土壌中の細菌・かびの寄生による。
たち‐が・れる【立(ち)枯れる】
[動ラ下一][文]たちが・る[ラ下二]草や木が立ったままで枯れる。「街道沿いの松が—・れる」
たち‐き【立(ち)木】
地面に生えて立っている木。
たち‐き・く【立(ち)聞く】
[動カ五(四)]《「たちぎく」とも》 1 立ったままで聞く。「校庭で先生の話を—・く」 2 物陰に隠れるように立ち止まって、人の話をこっそり聞く。盗み聞く。「月より外に—・ける人ありとも知らで」...
たちき‐ぶつ【立(ち)木仏】
立ち木のまま彫り出した仏像。また、そのように似せて彫成した仏像。仏教と霊木信仰とが結びついて8世紀ごろ発生したもので、10〜12世紀の遺品が多い。
たち‐ぎえ【立(ち)消え】
1 火が燃え上がらずに中途で消えてしまうこと。 2 事件・計画などがいつの間にかなくなること。「旅行の話が—になる」
たち‐ぎき【立(ち)聞き】
[名](スル) 1 立ち止まって他人の会話をこっそり聞くこと。盗み聞き。「廊下で—する」 2 轡(くつわ)の頭の輪。面繋(おもがい)をつける所。また、そこと面繋をつなぐひも。
たち‐ぎみ【立ち君】
昔、夜、道端に立ち、客を引いた娼婦。古くは辻君(つじぎみ)と区別された。「とこも定めぬ—は、これも世渡るならひとて」〈浄・卯月の紅葉〉
たち・く【立ち来/起ち来】
[動カ変] 1 やってくる。来る。「近江より朝—・くればうねの野にたづぞ鳴くなる明けぬこの夜は」〈古今・大歌所御歌〉 2 雲・霧・波・風などがわき起こってくる。「吾家(わぎへ)の方よ雲居—・くも...