たち‐よ・る【立(ち)寄る】
[動ラ五(四)] 1 近くに行く。近寄る。「窓辺に—・る」 2 目的地へ行く途中、ついでに訪れる。「帰りがけに書店に—・る」 3 波が起こって寄せてくる。「年を経て波—・らぬ住江のまつかひなしと...
たち‐わか・る【立ち別る】
[動ラ四]「立ち別れる」に同じ。「女男(にょなん)の両宗—・って各(おのおの)座に着かれて後(のち)」〈浮・禁短気・二〉 [動ラ下二]「たちわかれる」の文語形。
たち‐わか・れる【立(ち)別れる】
[動ラ下一][文]たちわか・る[ラ下二]別れていく。別れ去る。別々になる。「人の流れが左右に—・れる」
たち‐わざ【立(ち)技】
柔道やレスリングで、立った姿勢で掛ける技。⇔寝技。
たち‐わずら・う【立ち煩ふ】
[動ハ四] 1 立ち続けてつらい思いをする。立ちくたびれる。「夜一夜—・ひて帰るとて」〈大和・七六〉 2 立ち去りがたく思う。「とかく—・ふなる庭のたたずまひも」〈源・賢木〉 3 車の置き場がな...
たち‐わた・る【立ち渡る】
[動ラ四] 1 霧・雲などが、あたり一帯に広がる。「狭井河(さゐがは)よ雲—・り」〈記・中・歌謡〉 2 車や人などが一面に立ち並ぶ。「弦うち二十人…二なみに—・れり」〈紫式部日記〉 3 一方から...
たちん‐ぼう【立ちん坊】
1 長い時間ずっと立ちつづけていること。立ちどおし。たちんぼ。「—で待ち続ける」 2 明治から大正のころ、道端に立っていて、通りがかりの車の後押しなどをして駄賃をもらった人。たちんぼ。
たっち【立っち】
[名](スル)立つことをいう幼児語。
たっ‐つけ【裁っ着け/立っ付け】
《「たちつけ」の音変化》「裁っ着け袴(ばかま)」の略。
たっつけ‐ばかま【裁っ着け袴】
袴の一。ひざから下を細くし、下部を脚絆(きゃはん)のように仕立てたもの。もと、多く武士の旅行用、のちに行商人・農民の仕事着として用いた。現在では、相撲の呼び出しが用いている。伊賀袴。