たてり‐あきない【立てり商ひ】
米市で手元に米の現物がなく、思惑だけで売買すること。空米(くうまい)相場。「北浜の米市は…一刻の間に、五万貫目の—もあることなり」〈浮・永代蔵・一〉
た・てる【立てる】
[動タ下一][文]た・つ[タ下二] 1 ある場所にものを縦にして位置させる。 ㋐起き立った状態にする。「書棚に本を—・てる」 ㋑長いものを直立させて据える。「煙突を—・てる」「屏風(びょうぶ)を...
たて‐ろ【立炉/竪炉】
軸が上下に通っていて燃料と鉱石とを同一場所に入れることができる炉。焙焼(ばいしょう)や溶鉱のときの蒸留に使われる。
たち‐わき【立涌】
⇒たてわく
たて‐わき【立涌】
⇒たてわく
たて‐わく【立涌】
文様の一。相対する2本の曲線の中央がふくれ、両端がすぼまった形を縦に並べたもの。親王や関白の袍(ほう)・指貫(さしぬき)・袿(うちき)などの織り文に用いる。中に描く文様によって、雲立涌・笹立涌・...
たて‐わけ【立て分け】
ことのいわれ。理由。すじみち。「若き衆其の—を知らねば」〈甲陽軍鑑・四〇〉
だち【立ち】
[語素]《動詞「た(立)つ」の連用形から》 1 名詞の下に付いて、そのつくりのさまを表す。「顔—」「目鼻—」 2 車などに付ける牛馬の数や船の櫓(ろ)の数などの下に付けて、その数で成り立っている...
だて【立て】
[接尾] 1 名詞、動詞の連用形、形容詞の語幹などに付いて、取り立ててそのようなようすをする、実際以上にそれを誇示してみせようとする、などの意を表す。「かばい—」「賢(かしこ)—」「心安—」 2...
りっ‐か【立夏】
二十四節気の一。太陽の黄経(こうけい)が45度になる日をいい、太陽暦で5月6日ごろ。暦の上で夏の始まる日。《季 夏》「空輝き水輝きて—かな/立子」