やまと‐ぶえ【大和笛】
神楽笛(かぐらぶえ)の異称。
ゆび‐ぶえ【指笛】
1 指を口に入れて息を強く吹き、高い音を響かせること。また、その音。 2 指を折り曲げて口に入れ、メロディーを奏でること。
よう‐じょう【横笛】
《歴史的仮名遣いは「やうでう」とも。「横笛(おうてき)」が「王敵」に音が通じるとして読み替えたもの》「よこぶえ」に同じ。「腰より—抜き出だし、ちっと鳴らいて」〈平家・六〉
よこ‐ぶえ【横笛】
管を横に構えて吹く笛の総称。日本では、神楽笛・竜笛(りゅうてき)・高麗笛(こまぶえ)・篠笛(しのぶえ)・能管などをいう。おうてき。ようじょう。→縦笛
よこぶえ【横笛】
平家物語に登場する女性。建礼門院の雑仕(ぞうし)。平重盛の臣斎藤時頼(滝口入道)に愛され、出家した時頼のあとを追って尼となった。 源氏物語第37巻の巻名。光源氏49歳。柏木の一周忌と、柏木遺...
よしご‐ぶえ【葦子笛】
葦子でつくった笛。
よし‐ぶえ【葦笛】
アシで作った笛。あしぶえ。
よびことくちぶえ【呼子と口笛】
石川啄木の第2詩集。生前未刊行の作品。明治44年(1911)に雑誌「創作」に発表された詩を含む8編からなる詩集として構想されたと見られている。啄木没後の大正2年(1913)に出版された「啄木遺稿...
よぶこ‐の‐ふえ【呼ぶ子の笛】
「呼び子」に同じ。
りゅう‐てき【竜笛】
雅楽用の竹製の横笛。長さ約40センチ、内径約1.3センチ、指孔7個で、大きさ・音色とも神楽笛と高麗笛(こまぶえ)の中間。唐楽・催馬楽(さいばら)などに用いる。横笛(おうてき)。りょうてき。