ぬり‐がさ【塗り笠】
薄いへぎ板に紙を張り、黒漆を塗った笠。近世、多く女子が用いた。
はかた‐ぎおんやまがさ【博多祇園山笠】
福岡市櫛田(くしだ)神社で7月1日から15日に行われる祭礼。飾り山笠または山笠とよぶ、飾り物をつけた山車(だし)を据えたり、担いだりする。最終日にはそれを担いで速さを競う「追い山笠」がある。
はな‐がさ【花笠】
1 造花などで美しく飾りたてた笠。祭礼や舞踊などに用いる。 2 花をつけた笠。花が降りかかった笠。「—をさしてきつれど桜人春の山べのたよりとぞ見る」〈公任集〉 3 花を笠に見立てていう語。「うぐ...
は‐りつ【破笠】
やぶれがさ。はりゅう。
は‐りゅう【破笠】
やぶれがさ。はりつ。
ばっちょう‐がさ【ばっちょう笠】
《「ばんじょうがさ(番匠笠)」の音変化か》真竹(まだけ)の皮で作った浅くて大きい笠。
ばんじょう‐がさ【番匠笠】
《大工が用いたところから》竹の皮で作った粗末な大ぶりの笠。ばっちょうがさ。ばっちがさ。
ひ‐がさ【檜笠】
檜(ひのき)を薄くはいで作った網代笠(あじろがさ)。ひのきがさ。
ひじ‐がさ【肘笠】
肘を頭の上にあげ、袖を笠の代わりにして雨を防ぐこと。袖笠。「横飛沫(よこしぶき)に—も詮なくて」〈浮・万金丹・五〉
ひのき‐がさ【檜笠】
「ひがさ(檜笠)」に同じ。