あみ‐のりもの【網乗り物】
近世、士分以上の重罪人の護送に用いた、網を掛けた駕籠(かご)。
あり‐あい【有り合い】
たまたまそこにあること。ありあわせ。「何か肴(さかな)は—でいいや」〈円朝・怪談牡丹灯籠〉
あん‐ご【安居】
[名](スル)《(梵)vārṣikaの訳。雨季の意》仏語。僧が、夏、1か所にこもって修行すること。陰暦4月16日から7月15日までの3か月間で、この期間を一夏(いちげ)という。雨安居(うあんご)...
あんぽつ‐かご【あんぽつ駕籠】
近世、江戸で使われた町駕籠の一種。竹製で、左右に畳表を垂らした。あんぽつ。
いい‐か・ける【言(い)掛ける】
[動カ下一][文]いひか・く[カ下二] 1 言い出そうとする。話し始めて、途中でやめる。言いさしにする。「結論を—・けたまま別の話に転じてしまう」 2 言葉をかける。「悪口雑言を—・けられて」〈...
いえなか‐しょうひ【家中消費】
《多く「イエナカ消費」と書く》「巣籠もり消費」に同じ。
いかだ【筏/桴】
1 木材・竹などを並べて結び合わせ、水に浮かべる物。木材の運搬や舟の代わりに用いる。 2 鎧(よろい)の籠手(こて)として、手首とひじの間に並べてつけた薄い板金。 3 《串にさした形が1に似てい...
いがみ【歪み】
《動詞「いが(歪)む」の連用形から》 1 「ゆがみ」に同じ。「石灯籠が此のやうに—が来ると、火をとぼすことがならぬ」〈松翁道話・二〉 2 悪者。悪漢。「かねて工(たくみ)の—の男、腕まくりして」...
いが・める【歪める】
[動マ下一][文]いが・む[マ下二]《「ゆがめる」の音変化》 1 いびつにする。ねじ曲げる。「事実を—・める」「腮(おとがひ)—・めてくれん」〈浄・祇園祭礼〉 2 ひどい目にあわせる。いじめる。...
いきだわし・い【息だわしい】
[形][文]いきだは・し[シク]《「いき(息)いたわし」の音変化》 1 息が詰まるようである。「朝から籠っていた—・い病室を出て来た」〈秋声・爛〉 2 息づかいが苦しい。息切れがする。いきどうし...