いなか‐や【田舎家】
1 田舎の家。また、粗末な家。田家(でんか)。 2 茶室などにするために建てた田舎風の家。
いぬ‐ごや【犬小屋】
1 犬を飼うための小屋。また比喩的に、粗末で小さな家のこと。 2 江戸時代、第5代将軍徳川綱吉が中野・大久保などに作り、野犬を飼い養った小屋。→生類憐みの令 [補説]書名別項。→犬小屋
うさぎ‐ごや【兎小屋】
1 ウサギを飼うための小屋。 2 日本人の粗末な小さい家のこと。EC(ヨーロッパ共同体)が昭和54年(1979)に出した内部資料「対日経済戦略報告書」中の語rabbit hutchの訳語。以後、...
うら‐じゃくや【裏借屋】
裏通りにある粗末な借家。「心解けあふ—も、住めば都にまさるらん」〈人・梅児誉美・一〉
うら‐だな【裏店】
裏通りにある家。商家の裏側や路地などにある粗末な家。裏屋。「—住まい」⇔表店(おもてだな)。
えき‐さく【易簀】
《「礼記」檀弓上の、曽子が死に臨んで、季孫から賜った大夫用の簀(すのこ)を、身分不相応のものとして粗末なものに易(か)えたという故事から》学徳の高い人の死、または、死に際をいう語。
えびす‐おうぎ【恵比須扇】
しめ飾りなどにつけて、新年の祝いに用いる粗末な作りの扇。伊勢国山田(三重県伊勢市)の産。
お‐そうそう【御草草】
[形動][文][ナリ]客あしらいの粗末であるさま。あいさつ語として使う。「茶も注(い)れねえで、余(あんま)り—だッけね」〈柳浪・骨ぬすみ〉
おろ‐そか【疎か】
[形動][文][ナリ] 1 いいかげんにすませたり軽く扱ったりして、まじめに取り組まないさま。疎略。なおざり。「遊びに夢中で勉強が—になる」 2 簡素なさま。粗末。「いと—に、軟障(ぜじゃう)ば...
おん‐ぽう【縕袍】
《「おんぼう」とも》綿入れ。どてら。ぬのこ。また転じて、粗末な着物。わんぼう。「破れたる—を着て母に逢ひ」〈柳多留・一〇〉