あぶら‐ねんど【油粘土】
工作などに用いる、油をまぜて練った粘土。
かみ‐ねんど【紙粘土】
紙を細かくちぎって水につけ、かゆ状にして粘着剤を加え、粘土のようにしたもの。工作の材料。
がえろめ‐ねんど【蛙目粘土】
カオリン質の粘土中に多量の石英粒を含むもの。雨などでぬれると、石英の粒が蛙の目玉のように見える。主として愛知県瀬戸市・岐阜県土岐(とき)市に産し、陶磁器の原料にする。がいろめねんど。がいろめ。が...
きぶし‐ねんど【木節粘土】
亜炭層の下にある層状の粘土。灰色または暗褐色で、中に炭化した木片を含む。愛知県瀬戸地方などに分布。耐火材・陶磁器の原料。
じゅうねん‐ど【重粘土】
多量の粘土を含んでいて、粘性が強く、耕作しにくい土壌。日本では北海道北部の洪積台地に分布。重土。
たいか‐ねんど【耐火粘土】
高熱でも溶解しない粘土。木節(きぶし)粘土など。耐火煉瓦(れんが)などの原料に用いる。
だんそう‐ねんど【断層粘土】
断層面に沿って岩石が細かに砕かれ、粘土状になったもの。
ねば‐つち【粘土】
粘りけのある土。ねんど。
ねん‐ど【粘土】
岩石が風化や熱水作用によって分解してできた微細な粒子の集まり。地質学では粒径256分の1ミリ以下、土壌学では0.002ミリ以下をいう。水分を加えると粘着性と可塑性(かそせい)を示し、乾くと硬くな...
ひょうこう‐ねんど【氷縞粘土】
氷河湖の水底に形成され、縞(しま)模様を示す堆積物(たいせきぶつ)。やや粗いシルトとより細粒の粘土とが交互に層をなし、その層の数や状態から氷期の年代などが推測できる。