とど・める【止める/留める/停める】
[動マ下一][文]とど・む[マ下二] 1 移動させないで、元の所にいさせる。おさえて行かせないようにする。さしとめる。「帰ろうとする客を—・める」「足を—・める」 2 元の形のままで、あとに残す...
とどろ‐とどろ【轟轟】
[副]「とどろ」を強めていう語。「渡殿の橋の—と踏みならさるるさへぞ」〈紫式部日記〉
とびくも‐がみ【飛雲紙】
藍(あい)や紫の繊維を雲の飛んでいるように散らして漉(す)き込んだ鳥の子紙。
とも‐こうも
[副]「ともかくも」の音変化。「おのづから程へて、さるべきにおはしまさば、—侍りなむを」〈源・若紫〉
とよのあかり‐の‐せちえ【豊明の節会】
奈良時代以降、新嘗祭(しんじょうさい)・大嘗祭(だいじょうさい)の翌日に宮中で行われた儀式と宴会。天皇が豊楽殿(ぶらくでん)(のちには紫宸殿)に出て新穀を召し、群臣にも賜った。国栖(くず)の奏や...
トラペジウム【trapezium】
1 不等辺四辺形。どの二つの辺も平行でない四角形。 2 オリオン星雲の中にある四つの重星。非常に高温で強い紫外線を放ち、星雲全体を光らせる。
とり‐かぶと【鳥兜/鳥甲】
1 舞楽の襲装束(かさねしょうぞく)に用いるかぶり物。鳳凰(ほうおう)の頭をかたどり、厚紙に金襴(きんらん)・紅絹(もみ)などをかぶせて作る。曲により形式・色彩などが異なる。 2 キンポウゲ科の...
とり‐がい【鳥貝】
ザルガイ科の二枚貝。内湾の泥底にすむ。貝殻は球円形で殻長9センチくらい。殻は薄く、表面は黄褐色の殻皮をかぶり、内面は紫紅色。すし種・干物などにする。《季 春》「三月や伊勢にまた来て—を/澄雄」
トルコ‐ぎきょう【トルコ桔梗】
リンドウ科の一年草または多年草。高さ約60センチ。夏、茎の先に淡紫色の杯状の花をつける。花びらの質は薄く、紫・桃・白色などの園芸品種もある。北アメリカの原産。
トレビス【(フランス)trévise】
キク科の植物。北イタリア特産。紫キャベツに似た野菜で、葉を食べる。生のままサラダや料理の付け合わせにする。イタリア北部の都市Trevisoの名に由来する。