め‐ぎ【目木/小蘗】
メギ科の落葉低木。山地に生え、枝に縦に稜(りょう)があり、鋭い刺(とげ)をもつ。葉は小さく倒卵形。4、5月ごろ、小さい黄白色の6弁花が下向きに咲き、晩秋に楕円形の赤くつやのある実を結ぶ。枝葉など...
メギッド【Megiddo】
イスラエル北部、エズレル平野にある都市遺跡。アフラの南西約10キロメートルに位置する。紀元前3000年頃にはすでに城壁に囲まれた要塞都市になっており、エジプトとダマスカスを結ぶ戦略上の要地として...
メタセンター【metacenter】
船など水面に浮いている物体の傾きの中心。平衡して浮いているときの重心と浮力の中心とを結ぶ作用線が、傾いた位置での浮力の中心を通る鉛直線となす交点。これが重心位置よりも高いほど安定性が大きい。傾心。
め‐どう【馬道】
殿舎と殿舎を結ぶために設けた厚板を敷いた簡単な通路。馬を中庭まで引き入れるときには、一部を取りはずせるようにした切馬道(きりめどう)を用いた。のちには長廊下の称。
メルカトル‐ずほう【メルカトル図法】
地図投影法の一。地球の中心に視点を置き、赤道で地球に接する円筒面に投影したもの。経線は等間隔の平行線、緯線は経線と垂直な平行線で間隔が高緯度ほど大きくなる。図上の任意の二点を結ぶ直線が二点間の等...
メルヘン‐かいどう【メルヘン街道】
《Märchenstraße》ドイツ中部の都市ハーナウからブレーメンに至る道路の通称。全長約600キロメートル。グリム兄弟やグリム童話にゆかりのある地を結ぶ観光路。グリム兄弟の生地ハーナウ、幼少...
めんせき‐そくど【面積速度】
質点が平面上を運動するときに、原点と結ぶ線が単位時間に描く図形の面積。原点に向かう中心力を受けている場合、例えば惑星の運動では面積速度が一定であり、ケプラーの法則の第二法則にある。
もう‐まく【網膜】
眼球を覆う最も内側の膜。目の最も重要な部分で、外界の光を受けて像を結ぶ。視細胞と視神経の末端とが分布していて、視細胞から刺激が視神経によって脳に伝えられ、色や明暗を識別する。 [補説]神経網膜と...
もち‐の‐き【黐の木】
モチノキ科の常緑小高木。海岸や山野に多い。葉は楕円形で厚く、つやがある。雌雄異株。4月ごろ、黄緑色の小花を密生し、丸く赤い実を結ぶ。庭木とし、樹皮から鳥もちを作り、材は狂いが少ないので細工物に用...
もっ‐こく【木斛】
サカキ科の常緑高木。暖地の海岸近くの林に自生。葉は倒卵形で、厚くてつやがある。夏、白い小さな5弁花を下向きに開き、楕円形の朱赤色の実を結ぶ。熟すと裂けて赤い種子を出す。庭木とし、材は赤みを帯びて...