あい‐ろう【藍蝋】
藍甕(あいがめ)の縁についた藍汁の泡を集めて棒状に固めたもの。現在は多く古い藍染めの布に苛性(かせい)ソーダなどを加えて煮出してつくる。絵の具などに使用。藍棒(あいぼう)。
アイール‐と‐テネレ‐の‐しぜんほごく【アイールとテネレの自然保護区】
《Réserves naturelles de l'Aïr et du Ténéré》ニジェール中部の自然保護区。サハラ砂漠南部のアイール山地とテネレ砂漠にまたがる。ダマガゼルやパタスモンキーを...
あおいドレスのマルガリータおうじょ【青いドレスのマルガリータ王女】
《原題、(スペイン)La infanta Margarita en azul》ベラスケスの絵画。カンバスに油彩。スペイン国王フェリペ4世の、当時8歳の娘マルガリータが青いドレスをまとった肖像画。...
あおばな‐がみ【青花紙】
ツユクサの花の青い絞り汁をしみこませた和紙。すぐ脱色できることから、友禅・描(か)き更紗(さらさ)・絞り染めなどの下絵描きに用いる。藍紙(あいがみ)。藍花紙。縹紙(はなだがみ)。
あお‐ほん【青本】
《「あおぼん」とも》 1 江戸中期、享保ごろから赤本のあとを受けて黒本とともに婦女子の間に流行した草双紙(くさぞうし)の一。萌葱(もえぎ)色の表紙であるところからよばれる。絵入りで、内容は浄瑠璃...
あかいぼうしのおんな【赤い帽子の女】
《原題、(オランダ)Meisje met de rode hoed》フェルメールの絵画。板に油彩。縦22.8センチ、横18センチ。赤い帽子をかぶり、青い上着を着た女性が、こちらに振り向いた姿を描...
あか‐え【赤絵】
1 赤色を主として彩色を施した陶磁器。また、その絵。中国では五彩という。中国の宋赤絵・金襴手(きんらんで)赤絵・万暦(ばんれき)赤絵・呉須(ごす)赤絵、日本の伊万里(いまり)赤絵・九谷赤絵の類。...
あか‐つち【赤土/赭土】
1 鉄分を多く含んだ赤色の粘土。 2 関東ローム層のような風化して褐色となった火山灰層の土。 3 赤黒色の絵の具。
あかねちゃんのなみだのうみ【アカネちゃんのなみだの海】
松谷みよ子による児童文学作品。平成4年(1992)刊行。「モモちゃん」シリーズの長編最終作(第6作)。第30回野間児童文学賞受賞。挿絵の伊勢英子は本作により第7回赤い鳥さし絵賞を受賞。
あか‐の‐きゅうでん【赤の宮殿】
《Palazzo Rosso》イタリア北西部、リグリア州の都市ジェノバにある宮殿。17世紀後半、ブリニョーレ=サーレ家の邸宅として建造。名称はファサードの赤い石材による切石装飾に由来する。現在は...