つぎ‐おくり【継(ぎ)送り】
江戸時代、宿駅ごとに人馬を替えて貨客を輸送すること。また、その方式。
つぎ‐かご【継ぎ駕籠】
江戸時代、街道の宿場ごとに乗り替えていく駕籠。
つぎ‐がみ【継(ぎ)紙/続ぎ紙】
1 巻子本(かんすぼん)・折り本などに用いる、継ぎ合わせた紙。 2 歌・物語などを書写して鑑賞効果を上げるため、色や質の異なる紙を数種継ぎ合わせて1枚の料紙としたもの。切り継ぎ・重ね継ぎ・破り継...
つぎ‐がみしも【継(ぎ)上下/継ぎ裃】
肩衣(かたぎぬ)と袴(はかま)の地質・色合いが異なる上下。江戸時代の武士の略儀の公服。元文(1736〜1741)末ごろから平日の登城にも着用。
つぎ‐き【接(ぎ)木/継(ぎ)木】
[名](スル)枝などを切り取って、同種または近縁の他の植物の幹に接ぐこと。接ぐほうの枝を接ぎ穂、根のある接がれるほうを台木という。《季 春》
つぎ‐ギセル【継(ぎ)ギセル】
柄が中程で差し込み式になっているキセル。二つに分けて携帯し、吸うときは継ぎ合わせて使う。
つぎ‐ぎれ【継(ぎ)切れ】
繕いに用いる小ぎれ。
つぎ‐く【継(ぎ)句】
雑俳の一種。8〜9字の題の下または上に語句を添えて17字の句とするもの。
つぎ‐ざお【継ぎ竿/継ぎ棹】
1 幾本かを継ぎ合わせ、1本の竿として用いる釣り竿。→延べ竿 2 三味線で、棹(さお)の部分が二つまたは三つに分割され、継ぎ合わせて使用するようになっているもの。継ぎ三味線。→延べ棹
つぎしきし【継色紙】
古筆切(こひつぎれ)の一。小野道風筆と伝えられる。もとは継ぎ紙を粘葉装(でっちょうそう)仕立てにし、見開き2ページに万葉集・古今集などの歌1首の上の句・下の句をそれぞれ散らし書きにしたもの。平安...