けん‐ち【堅緻】
[名・形動ナリ]堅固で緻密なこと。また、そのさま。「火石は其質—にして其形方正なる者なり」〈西周・明六雑誌四〉
ケント‐し【ケント紙】
純白で緻密(ちみつ)な上質紙。綿ぼろ・化学パルプなどで作られ、製図・絵画・印刷などに用いる。英国のケント州で初めて製造された。
げんぶ‐がん【玄武岩】
火山岩の一。暗灰色または黒色の緻密(ちみつ)な岩石で、斑晶は斜長石・橄欖(かんらん)石・輝石など。柱状節理をもつものが多い。最も多量に存在する火山岩。名は兵庫県の玄武洞に由来。バサルト。
こうせい‐しは【江西詩派】
中国、北宋末期から南宋にかけて栄えた詩人の一派。江西出身の黄庭堅を祖とする。杜甫の詩風を尊び、典故を取り入れ、精巧緻密(ちみつ)で、時に難解な詩を作った。
こう‐ち【巧緻】
[名・形動]精巧で緻密なこと。たくみで、細部にわたってよくできていること。また、そのさま。「—を極めた作品」「—な文章」 [派生]こうちさ[名]
こく‐しつ【黒質】
大脳基底核を構成する神経核の一。緻密(ちみつ)部と網様部がある。緻密部は線条体にドーパミンを送り興奮を抑制する。網様部は淡蒼球(たんそうきゅう)内節と同様に、線条体や淡蒼球外節から抑制性の入力、...
こま‐やか【細やか/濃やか】
[形動][文][ナリ] 1 一まとまりになっているものの一つ一つの要素が微小なさま。 ㋐霧などの密度の濃いさま。「夜は—な霧が市街を包む」〈宮本・伸子〉 ㋑色の濃いさま。「緑色—なシャンゼリゼの...
さい‐ち【細緻】
[名・形動]細かく行き届いて、綿密なこと。また、そのさま。細密。緻密(ちみつ)。「—を極めた描写」「—な計画」
さい‐みつ【細密】
[名・形動]きわめて細かい所まで行き届いていること。また、そのさま。緻密(ちみつ)。「—な描写」「—に調査する」
さいみつ‐が【細密画】
1 対象を細部まで緻密(ちみつ)に描いた絵画。 2 ⇒ミニアチュール2