ぬめ【絖】
生糸を用いて繻子織(しゅすおり)にして精練した絹織物。生地が薄く、滑らかで光沢があり、日本画用の絵絹や造花などに用いられる。天正年間(1573〜1592)に中国から京都西陣に伝来。日本でも織られた。
ネイバ【Neiva】
コロンビア南西部、ウイラ県の都市。首都ボゴタの南西約230キロメートル、コルディエラセントラル山脈の東側を流れるマグダレナ川沿いに位置する。スペイン人の初期の植民地として建設されたが、たびたび先...
ねり【練り/煉り】
1 練ること。こねること。「小麦粉の—が足りない」「固(かた)—」 2 (練り)生絹(きぎぬ)の不純物を除いてしなやかにすること。また、その糸や織物。 3 (「邌り」とも書く) ㋐祭礼の行列など...
ねり‐おりもの【練織物】
練り糸を用いて織った織物。甲斐絹(かいき)・銘仙(めいせん)など。→生(き)織物
ねり‐ぎぬ【練(り)絹】
《古くは「ねりきぬ」》生糸のまま織りあげ、あとから精練した絹織物。また、練り糸で織った絹織物。練り。→生絹(きぎぬ)
ねり‐じま【練り縞】
熨斗目(のしめ)の純白で光沢のある絹織物。「—の裏形に、いかなる絵師か筆をうごかせし」〈浮・一代女・四〉
ねり‐ぬき【練貫/練緯】
1 縦糸に生糸、横糸に練り糸を用いた平織りの絹織物。練り。 2 「練貫酒」の略。
のち‐わたり【後渡り】
織物や陶磁器などで、中渡(なかわた)りと今渡(いまわた)りとの中間、永禄〜天正(1558〜92)のころに渡来したこと。また、そのもの。
のと‐ちぢみ【能登縮】
石川県能登地方一帯で織られる麻織物。能登上布。阿部屋(あべや)縮。
の‐ばかま【野袴】
江戸時代、武士の旅行や火事装束などに着用した袴。緞子(どんす)や錦(にしき)・縞織物を用い、裾に黒ビロードの太い縁をつけた。