あや・す【零す】
[動サ四]血・汗などを滴らせる。流す。こぼす。「血を—・して婆羅門に飲ましめ」〈今昔・四・一七〉
さんじゅうさん‐じん【三十三身】
観世音が衆生を救うため、場合に応じて変化する33の姿。法華経普門品(ふもんぼん)に基づく。仏・辟支仏(びゃくしぶつ)・声聞(しょうもん)・梵王・帝釈(たいしゃく)・自在天・大自在天・天大将軍・毘...
ば【婆】
[常用漢字] [音]バ(呉) ホ(唐) [訓]ばば 1 年老いた女。ばば。「産婆・老婆」 2 袖を翻して舞うさま。「婆娑(ばさ)」 3 梵語の音訳字。「婆羅門/娑婆(しゃば)・卒塔婆(そとば)」...
バラモン【(梵)brāhmaṇa】
1 インドのバルナ(四種姓)で、最高位の身分。僧侶で、学問・祭祀(さいし)をつかさどり、インド社会の指導的地位にあった。ブラフマン。ブラーマン。 2 バラモン教。また、バラモン僧。 [補説]「婆...
ま‐な‐ぶた【瞼】
《「目(ま)の蓋(ふた)」の意》まぶた。「波羅門の作れる小田を食(は)む烏(からす)—腫れて幡桙(はたほこ)に居り」〈万・三八五六〉
らい・す【礼す】
[動サ変]礼拝する。敬礼する。「先づ我が師の婆羅門を—・して」〈今昔・一・二〉
ら‐けい【螺髻】
1 束ねたもとどりが、ほら貝のような形をした髪形。主に童子の結うもの。 2 《1に似た髪形から》梵天や婆羅門の異称。
ら‐もん【羅文/羅紋】
1 うすぎぬの綾模様。 2 ⇒羅門(らもん)
らん‐もん【羅門/羅文】
「らもん(羅門)」に同じ。「—破れて、蔀(しとみ)、遣戸(やりど)もたえてなし」〈平家・三〉
ろっぱ‐てつがく【六派哲学】
インドのバラモン(婆羅門)哲学の主要な六学派。ミーマーンサー(弥曼薩)学派・ベーダーンタ(吠檀多)学派・サーンキヤ(僧法)学派・ヨーガ(瑜伽)学派・ニヤーヤ(正理)学派・バイシエーシカ(衛世師)...