うち‐む・る【打ち群る】
[動ラ下二]群がる。集まる。「馬並(な)めて—・れ越え来(き)今見つる吉野の川をいつ還り見む」〈万・一七二〇〉
うんか【浮塵子/白蝋虫】
半翅(はんし)目ウンカ科の昆虫の総称。形はセミに似る。繁殖力が強く、稲などの茎や葉から液を吸って枯死させる害虫。ヒメトビウンカ・トビイロウンカ・セジロウンカなど種類は非常に多い。名は、雲霞(うん...
きり‐はら・う【切(り)払う/斬(り)払う】
[動ワ五(ハ四)] 1 草木などを切り除く。「下枝を—・う」 2 切りかかって追い払う。「群がる敵を—・う」
ぎ‐ふ【蟻付】
[名](スル)蟻(あり)が甘い物に群がるように、多くのものが寄り集まること。「自ら名利の存する場所に—して」〈田口・日本開化小史〉
ぐん【群】
1 群がること。集団。「—をなす」 2 抽象代数学で、集合Gの元a, b, cの間に一つの演算方法*が規定されていて、元がその演算方法に関して次の条件を満たすとき、Gを群という。 (1) a*b...
たか・る【集る】
[動ラ五(四)] 1 一つところにあつまる。よりあつまる。群がる。「見物人が黒山のように—・る」「バラに油虫が—・る」 2 人に金品をせびる。また、おどして奪い取る。「先輩に食事を—・る」「不良...
ちょく‐ゆ【直喩】
比喩法の一。「ようだ」「ごとし」「似たり」などの語を用いて、二つの事物を直接に比較して示すもの。「雪のような肌」「蜜に群がる蟻(あり)のごとく集まる」の類。明喩。シミリ。→隠喩
なで‐ぎり【撫で切り/撫で斬り】
1 刃物でなでるようにして切ること。薄くそぐように切ること。 2 たくさんの人を、片端から切り捨てること。また、多くの相手を打ち負かすこと。「群がる敵を—にする」
びょう‐びょう
[副]犬の吠える声を表す語。「群がる犬の数を尽くして、—とほえ立てる声を聞いた」〈芥川・偸盗〉
みさき‐がらす【御先烏】
山の神の使者としてのカラス。また、墓前の供物に群がるところから邪霊の代表のようにもいわれる。