ゆき‐うさぎ【雪兎】
1 盆などの上に、雪でウサギの形を作り、ユズリハを耳に、ナンテンの実を目にしたもの。《季 冬》 2 ウサギ科の哺乳類。ノウサギよりひとまわり大きく、北海道からシベリア・モンゴル・北ヨーロッパにか...
ゆき‐の‐した【雪の下】
1 ユキノシタ科の多年草。湿った所に生える。全体に毛があり、茎は紅紫色で地をはい、節から小苗を出して増える。葉は多肉質の腎臓形で、長い柄があり、裏面は暗赤色。夏、20〜50センチの花茎を伸ばし、...
よいね‐まどい【宵寝惑い】
「宵惑(よいまど)い」に同じ。「—の腰元どもが寝耳にびっくり唸き声」〈逍遥・桐一葉〉
よ‐いん【余韻/余韵】
1 音の鳴り終わったのちに、かすかに残る響き。また、音が消えたのちも、なお耳に残る響き。余音。「鐘の音の—が耳もとを去らない」 2 事が終わったあとも残る風情や味わい。「感動の—にひたる」 3 ...
よう‐がん【容顔】
顔つき。顔かたち。容貌。「—の美(うる)わしかりし往時(むかし)」〈露伴・寝耳鉄砲〉
よう‐よう【洋洋】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 水があふれるばかりに満ちているさま。水が広々と広がっているさま。「—たる大海」 2 希望に満ちているさま。「—として未来は広がる」「前途—たる青年」 3 盛ん...
よくしゅ‐るい【翼手類】
翼手目の哺乳類の総称。コウモリ・オオコウモリ類。手の腕および指の骨が著しく長く、飛膜が張って翼となり、飛翔する。胸骨には竜骨突起があり、翼を動かす筋肉が付着。耳は大きく、嗅覚・聴覚は鋭い。夜行性...
よこ‐ぞっぽう【横外っ方】
1 横っつら。頰(ほお)。また、そこを打つこと。「—張り曲げられるか」〈伎・色読販〉 2 横の方。「耳が—に付いてあると見ゆる」〈伎・吾嬬下五十三駅〉 3 的外れ。「坂三津をきいて高麗屋とほめる...
よ・せる【寄せる】
[動サ下一][文]よ・す[サ下二] 1 近づく。寄る。また、攻めて近くに迫る。「波が岸辺に—・せる」「敵勢が—・せて来る」 2 (普通「よせてもらう」「よせていただく」の形で)訪問する意のへりく...
よろし‐なえ【宜しなへ】
[副]《形容詞「よろし」の語幹+連語「なへ」から》ちょうどよいぐあいに。ふさわしく。「耳梨の青菅山(あをすがやま)は背面(そとも)の大き御門に—神さび立てり」〈万・五二〉