いな‐せ【鯔背】
[名・形動] 1 粋(いき)で、勇み肌で、さっぱりしているさま。また、その容姿や、そういう気風の若者。「—な兄い」 2 「鯔背足駄(いなせあしだ)」の略。
い‐はい【違背】
[名](スル)規則・命令などにそむくこと。違反。「指令に—する」
いも‐せ【妹背/妹兄】
1 夫婦。夫婦の仲。「枕を並べし—も、雲居のよそにぞなりはつる」〈平家・灌頂〉 2 兄と妹。姉と弟。「戯れ給ふさま、いとをかしき—と見給へり」〈源・末摘花〉
うま‐の‐せ【馬の背】
1 馬の胴の上部。背骨を境に左右に下がって腹部になる。平らで、人がまたがって乗る部分。 2 (見た目が似ていることから)山で、両側が切り立った崖になっている狭い尾根、また、そこを通る登山道。痩(...
うわ‐ぜい【上背】
身長。身の丈。背が高いという意を含めて使う。「—がある」
かい‐はい【乖背】
[名](スル)そむき反すること。背馳(はいち)。「和合し度いとこそ願え、決して—し睽離(きり)したいとは願わない」〈二葉亭・浮雲〉
かえん‐こうはい【火焔光背】
不動明王などの背後にある、燃え上がるほのおの形をした光背。
き‐はい【亀背】
脊柱の胸椎(きょうつい)部が後方へ曲がって突き出している状態。
きょう‐はい【向背/嚮背】
《「きょうばい」とも》 1 従うことと背くこと。こうはい。〈色葉字類抄〉 2 背き合うこと。仲たがい。「九郎判官と—し給ふこと理(ことわり)かな」〈義経記・六〉
きょう‐はい【胸背】
胸と背。前と後ろ。