おく‐びょう【臆病】
[名・形動]ちょっとしたことにも怖がったりしりごみしたりすること。また、そのような人や、そのさま。「—な子猫」「—者」
おくびょう‐いた【臆病板】
⇒背板(せいた)4
おくびょう‐かぜ【臆病風】
おじけづくこと。臆病な気持ち。「—に吹かれる」
おくびょう‐がみ【臆病神】
臆病な心を起こさせるという神。「—にとりつかれる」
おくびょう‐ぐち【臆病口】
1 能舞台の、向かって右手側面の奥にある小さな引き戸の出入り口。切り戸口。 2 歌舞伎舞台で、能舞台を模した舞台装置のとき、上手(かみて)奥に作られる出入り口。古くは、上下(かみしも)両方の大臣...
臆病(おくびょう)の神降(かみお)ろし
臆病者が、信心とは関係なく、神々の名を次々に唱えて助けを求めること。
臆病(おくびょう)の自火(じか)に責(せ)めらる
臆病者が、おびえなくてもいいことにまでおびえて、一人で苦しむことのたとえ。
おくびょう‐まど【臆病窓】
商店の店先の戸に作った小窓。閉店後に来客と品物や金銭の受け渡しをしたり、来訪者を確かめたりする。