おう‐こ【往古】
《古くは「おうご」》過ぎ去った昔。大昔。往昔(おうせき)。「—はイザ知らず、凡(およ)そ五世以降」〈福沢・福翁自伝〉
おう‐ひ【応否】
承諾することと承諾しないこと。「—の返答如何(いかん)」〈福沢・福翁自伝〉
おおかわばた【大川端】
小山内薫の長編小説。東京の下町大川端を舞台に演劇青年と色街の女性の関係を描く、自伝的要素のある作品。明治44年(1911)から大正元年(1912)にかけて、読売新聞や「新小説」などの雑誌に連載。...
おお‐め【大目】
[名・形動] 1 大きい目。 2 200匁(750グラム)を1斤とする量り方。 3 細部にこだわらず大ざっぱに見ること。寛大に扱うこと。また、そのさま。「如何に優しい—な政府でも」〈福沢・福翁自伝〉
おお‐わらい【大笑い】
[名・形動](スル) 1 大声を上げて笑うこと。哄笑(こうしょう)。「落語を聞いて—する」 2 物笑いのたね。また、物笑いになるさま。「私の身にも—な珍事が出来ました」〈福沢・福翁自伝〉 3 猥...
おとことしてのわがじんせい【男としてのわが人生】
《My Life as a Man》米国の作家、フィリップ=ロスの自伝的小説。1974年刊行。作者自身の分身ともいえる人物、ネイサン=ザッカーマンが初めて登場する作品。
おもいでのき【思出の記】
徳冨蘆花の自伝的小説。明治33〜34年(1900〜1901)に発表。作者自身の生活体験に基づいた教養小説であり、同時に明治の時代精神を描く。
オールトン‐ロック
《原題Alton Locke, Tailor and Poet》チャールズ=キングズリーの小説。1850年刊。チャーチスト運動に参加する仕立て職人の青年による自伝の体裁で書かれた作品。
かい【櫂】
詩を中心とする日本の文芸同人誌。昭和28年(1953)、茨木のり子、川崎洋らが創刊。同人に、谷川俊太郎、吉野弘、大岡信、飯島耕一らがいる。
宮尾登美子の小説。第二次大戦前の高知を舞台とする自...
かい‐さ【開鎖】
開くことと、閉ざすこと。特に、開国と鎖国。「当時の争に—など云う主義の沙汰は少しもない」〈福沢・福翁自伝〉