うすだいこ‐おどり【臼太鼓踊(り)】
九州・沖縄地方の民俗舞踊。雨乞い踊りや盆踊りとして、歌・鉦(かね)・笛を伴奏に、若者が胸につけた臼形の大きな太鼓を打ちながら踊る。うすだいこ。
うす‐だま【臼玉】
古墳時代の祭祀(さいし)用の玉。まれに装身用とみられるものもある。厚さ2〜3ミリ、径5ミリ前後。形が茶臼に似ていることからの命名。
うすつき‐うた【臼搗き歌】
民謡で、臼をつきながらうたう仕事歌。→臼歌
うす‐づ・く【臼搗く/舂く】
[動カ五(四)]《「うすつく」とも》 1 穀物などを臼に入れて、杵(きね)でつく。「麦を—・く」 2 《日が沈む意もある「舂(しょう)」を訓読みにした語》夕日がまさに没しようとする。「西に—・き...
臼(うす)と杵(きね)
男女が和合することのたとえ。
うす‐どり【臼取り】
⇒捏(こ)ね取り
うす‐の‐き【臼の木】
ツツジ科の落葉低木。山地に生え、高さ約1メートル。枝は細かく分かれ、葉は卵形で先がとがる。初夏、淡紅色の釣鐘形の花をつけ、実は臼形で、熟すと赤く、食べられる。
うすのこえ【臼の声】
箏曲(そうきょく)。山田流の奥許(おくゆる)し物で、生田流でも演奏する。3世山登松齢(やまとしょうれい)が明治初年に作曲。古臼を燃やしたら香木であったので奉行に献上したところ、歌詞を賜ったという...
うす‐ば【臼歯】
1 奥歯。きゅうし。 2 すり減って臼のような形になった老人の歯。〈和名抄〉
うすひき‐うた【臼挽き歌】
民謡で、臼をひきながらうたう仕事歌。→臼歌