しちとく‐の‐まい【七徳の舞】
《唐の太宗の七徳を象徴するところから》「秦王破陣楽(じんのうはじんらく)」の通称。
し‐まい【仕舞】
1 能・芝居・舞踊などで、舞ったり、演技したりすること。 2 能の略式演奏の一。囃子(はやし)を伴わず、面も装束もつけず、シテ一人が紋服・袴(はかま)で、謡だけを伴奏に能の特定の一部分を舞うもの。
し‐まい【仕舞(い)/終い/了い】
1 物事が終わること。物事をやめること。「これで—にする」 2 物事の終わりの部分。最後。「本を—まで読みとおす」「—にはみんな怒りだした」 3 品物が売り切れてなくなること。「今日はいちごは—...
しょちゅう‐みまい【暑中見舞(い)】
暑中に、親戚(しんせき)・知人などへ安否を尋ねること。また、その手紙。暑中伺い。《季 夏》「腐り居る—の卵かな/子規」 [補説]現代では一般に梅雨明けから立秋前までのものとし、以降は残暑見舞いとする。
しんじ‐まい【神事舞】
神社の祭礼に、神事の一部として行われる舞。神楽・舞楽・田楽など。
じうた‐まい【地歌舞】
上方舞のうち、地の音楽として地歌を用いるもの。また、広く上方舞のこと。
じぞうまい【地蔵舞】
狂言。宿の亭主に宿泊を断られた旅僧が、笠を預けてその下に潜り、笠に宿を借りるという。亭主も気に入って酒をふるまうと、僧は地蔵舞をまう。
じ‐まい【仕舞(い)】
[語素] 1 名詞に付いて、それを終える意を表す。「店—」「仕事—」 2 動詞の未然形に打消しの助動詞「ず」を添えたものに付いて、(…しないで)終わってしまった、の意を表す。「行かず—」「言わず—」
じゅん‐の‐まい【順の舞】
席にいる者が順に舞をまうこと。また、その舞。「我を覚えぬ程の酔のまぎれに—の芸づくし」〈浮・桜陰比事・一〉
じょ‐の‐まい【序の舞】
1 能の舞事(まいごと)の一。初めに序の部分がある静かで典雅な舞。また、その囃子(はやし)。笛地に大鼓・小鼓および太鼓ではやす。三番目物のシテの優美な女性などが舞う。 2 歌舞伎下座音楽の一。時...