ふな‐べり【船縁/舷】
「船端(ふなばた)」に同じ。
ふなべんけい【船弁慶】
謡曲。五番目物。観世信光作。平家物語などに取材。源義経一行は摂津国大物浦(だいもつのうら)で静御前と別れて船出する。海上で平知盛の亡霊に襲われるが、弁慶が祈り退ける。 歌舞伎舞踊。長唄。の...
ふなぼり‐かいどう【船堀街道】
東京都江戸川区東小松川から同区臨海町までの道路の呼び名。荒川の東側を南北に沿って走る。
ふな‐ま【船間/舟間】
1 船の入港のとだえている間。「地獄もっての外の不景気にて、弘誓(ぐぜい)の船の—なり」〈洒・和漢同詠道行〉 2 船の入港がとだえて物品が入らないこと。物資が欠乏すること。「野暮(やぼ)と化け物...
ふな‐まち【船待ち】
船が出るのを、また、入るのを待つこと。「—の乗客」
ふな‐まつり【船祭(り)】
飾りたてた船の出る祭りの総称。御輿(みこし)を船に乗せて川や海を渡御するものが多い。茨城県鹿島神宮の御船祭(おふねまつり)、愛知県津島神社の津島祭など。
ふな‐まど【船窓】
「せんそう(船窓)」に同じ。
ふな‐まわし【船回し】
荷物などを船で送り届けること。回漕(かいそう)。
ふな‐まんじゅう【船饅頭】
江戸時代、隅田川で舟の中を稼ぎ場所とした売春婦。ふなぎみ。
ふな‐みち【船路/船道】
「ふなじ(船路)」に同じ。「—のしわざとて、少し黒みやつれたる旅姿」〈源・夕顔〉