たいひょう‐せん【耐氷船】
北極海、南極海の氷海で海氷の圧力、衝撃に耐えて航行できる強固な船体と強力な機関を持つ船。砕氷船のように氷で覆われた水域を、氷を砕きながら航行することはできない。規格については船級協会によって異なる。
たいよう‐はんせん【太陽帆船】
太陽帆(宇宙帆)を主推進装置とする宇宙船。宇宙帆船。宇宙ヨット。
たかせ‐ぶね【高瀬舟】
川船の一。古代から中世にかけては小形で底が深く、近世になって大形で底が平たく浅くなった。 [補説]書名別項。→高瀬舟
たから‐ぶね【宝船】
縁起物の一。宝物・米俵・七福神などを乗せた船。また、それを描いた絵に「なかきよのとをのねぶりのみなめざめなみのりぶねのおとのよきかな」という回文歌(かいぶんうた)を書き、正月2日の夜、枕の下に敷...
たこ‐ぶね【蛸船】
アオイガイ科の頭足類。暖海域にみられる浮遊性のタコで、雌は産卵のために殻長9センチほどの舟形の殻をつくる。ふねだこ。
たすけ‐ぶね【助け船】
1 水上での遭難を救助するために出す船。救助船。 2 人が困っているときに助けるもの。助勢。「返答に詰まった友人に—を出す」
たたみ‐ぶね【畳み船】
近世、折りたたんで陸上を持ち運び、必要なときに組み立てて使った軍用船。
たななし‐おぶね【棚無し小舟】
船棚のない小さな舟。丸木舟、一枚棚の小舟など。「いづくにか舟泊(ふなは)てすらむ安礼(あれ)の崎漕ぎたみ行きし—」〈万・五八〉
た‐ぶね【田舟】
1 深田に浮かべて、肥料や刈り取った稲を押し運ぶのに用いる小舟。弥生時代から用いられている。 2 水郷や沼などで、乗用や農作物の運搬などに使用される平底の簡単な作りの舟。
たらい‐ぶね【盥船】
たらいを船に用いたもの。