はっ‐しょく【発色】
[名](スル) 1 色を出すこと。「—剤」 2 染め物やカラー写真・フィルムなどの色の仕上がり。「—がいい」
はつ‐いろ【初色】
1 若々しく美しい女。年ごろの娘。「その但馬屋(たぢまや)の—に、立つや浮き世の濡れ草鞋(わらぢ)」〈浄・歌念仏〉 2 初恋。「九条の町の仮臥しと、いつ—や染めなして」〈浄・吉野忠信〉
はとば‐いろ【鳩羽色】
鳩の羽のような、黒みがかった薄い紫色。
はな‐いろ【花色】
1 花の色。花の色合い。 2 薄い藍色。はなだ色。
はなだ‐いろ【縹色】
薄い藍(あい)色。浅葱(あさぎ)と藍の中間くらいの色。花色。
はな‐の‐いろ【花の色】
1 花の色合い。「—はうつりにけりないたづらにわが身世にふるながめせしまに」〈古今・春下〉 2 花染めの色。また、その色の衣。「—に染めし袂の惜しければ衣替へうき今日にもあるかな」〈拾遺・夏〉
はねず‐いろ【唐棣花色】
ハネズの花のような、白みを帯びた赤い色。色があせやすいという。「山吹のにほへる妹が—の赤裳の姿夢に見えつつ」〈万・二七八六〉
はる‐いろ【春色】
春らしい色。桜色や若草色など、春を連想させる色。「—のスカーフ」
はる‐げしき【春景色】
春らしい風景。春ののどかな景色。春望。春色。
はんたい‐しょく【反対色】
互いに補色(ほしょく)をなす色。赤に対する緑の類。対照色。