あげ‐く【挙(げ)句/揚(げ)句】
1 連歌・連句の最後の七・七の句。→発句(ほっく) 2 終わり。結果。末(すえ)。「苦労した—が失敗とは情けない」 3 (副詞的に用いて)結局のところ。その結果として。現在では、連体修飾語を上に...
汗(あせ)の結晶(けっしょう)
努力・苦労をして得られた成果。「血と—」
油(あぶら)を絞(しぼ)・る
1 過ちや失敗を厳しく責める。「さんざん—・られた」 2 ひどい苦労をする。「親が身の—・って獲(え)た金を」〈二葉亭・平凡〉
阿呆(あほう)は風邪(かぜ)を引(ひ)かぬ
愚かな者は気苦労が人より少ないので、体を壊すことがない。阿呆風邪引かず。
甘(あま)い汁(しる)を吸(す)・う
他人を利用して、自分は苦労せずに利益を得る。「幹部連中が—・う」
雨(あめ)に沐(かみあら)い風(かぜ)に櫛(くしけず)る
《「荘子」天下の「甚雨(じんう)に沐い、疾風に櫛り、万国を置(た)てたり」から》雨や風に身をさらす意で、苦労することのたとえ。櫛風沐雨(しっぷうもくう)。
あわ【泡/沫】
1 液体が空気を包んでできた小さい玉。あぶく。「—が立つ」 2 口の端に吹き出る唾液(だえき)のあぶく。「—を吹く」「口角(こうかく)—を飛ばす」 3 すぐ消えるところから、はかないことのたとえ...
あんじ‐すごし【案じ過ごし】
心配しすぎること。取り越し苦労。考えすぎ。「不便(ふびん)な目を見ようかと—がせらるるぞや」〈浄・重井筒〉
あん‐らく【安楽】
[名・形動]心身の苦痛や生活の苦労がなく、楽々としていること。また、そのさま。「老後の—を願う」「—な生活を送る」
いい‐き【好い気】
[名・形動]自分の欠点などに気づかないで、得意になっていること。ひとりよがりで他人のことを気にしないこと。また、そのさま。「人の苦労も知らないで—なもんだ」「ちょっとほめると—になる」