ごはん‐ぢゃわん【御飯茶碗】
⇒飯茶碗
ごほん‐ぢゃわん【御本茶碗】
桃山時代から江戸時代にかけて、日本から手本を送って朝鮮で焼かせた抹茶茶碗。狭義には釜山窯(ふざんよう)で焼かれたものをいう。淡紅色の斑文(はんもん)があるのが特色。御本手(ごほんて)。御本。
ごろはち‐ぢゃわん【五郎八茶碗】
普通よりやや大きな飯茶碗。江戸初期に肥前の陶工、高原五郎八によってつくり出されたという。
さんだいばなしととやのちゃわん【三題噺魚屋茶碗】
歌舞伎狂言。世話物。3幕。河竹黙阿弥作。明治15年(1882)東京春木座初演。「斗々屋(ととや)の茶碗、身投げ、時鳥(ほととぎす)」の三題噺を劇化した「時鳥水響音(みずにひびくね)」に加筆増補し...
すな‐ぢゃわん【砂茶碗】
巻き貝の一種、ツメタガイの卵塊の俗称。砂泥をかためてつくられ、茶碗を伏せたような形をしている。
ちゃのみ‐ぢゃわん【茶飲み茶碗】
茶を飲むのに用いる茶碗。
ちゃ‐わん【茶碗】
1 茶を入れ、または飯を盛る陶磁製の碗。特に茶の湯では、天目形・沓(くつ)形などの茶碗が用いられる。 2 古く、陶磁器の総称。 3 「茶碗盛り」の略。
つつ‐ぢゃわん【筒茶碗】
筒形をした底の深い茶碗。熱が逃げないので、茶道では寒中に用いる。
てんもく‐ぢゃわん【天目茶碗】
抹茶茶碗の一。擂鉢(すりばち)状で口縁はわずかにくびれ、高台(こうだい)は低く小さい。鎌倉時代に中国浙江(せっこう)省の天目山の寺院で学んだ留学僧が持ち帰ったところからの名。建盞(けんさん)を頂...
ととやのちゃわん【魚屋の茶碗】
歌舞伎狂言「三題噺魚屋茶碗(さんだいばなしととやのちゃわん)」の通称。