いちばん‐ちゃ【一番茶】
1 その年の最初に摘み取って作った茶。品質が最もよい。《季 春》 2 最初に入れた茶。
いわい‐ちゃ【岩井茶】
岩井半四郎が衣装に好んで用いた茶色。灰色がかってくすんだ茶色。
うぐいす‐ちゃ【鶯茶】
鶯色に茶を合わせた色。
うじ‐ちゃ【宇治茶】
京都府宇治地方で栽培される茶。上質とされる。鎌倉時代の初め、明恵(みょうえ)上人が栂尾(とがのお)の本茶(ほんちゃ)を宇治に移植したのに始まる。
うす‐ちゃ【薄茶】
1 抹茶の一。製法は濃い茶と変わらないが、古木でないチャの葉から製するもの。また、それでたてた茶。濃い茶より抹茶の量を少なくする。おうす。→薄茶点前 →濃い茶 2 薄い茶色。薄茶色。
うたごえ‐きっさ【歌声喫茶】
昭和30年代に流行した、アコーディオンを伴奏に、客がリクエストした曲を客全員で歌う喫茶店。東京新宿の「灯(ともしび)」はその草分け。平成10年(1998)ごろから静かにブームが復活。
うめ‐ちゃ【埋め茶】
「埋め茶女郎」の略。
うれしの‐ちゃ【嬉野茶】
嬉野市で産する緑茶。葉の形が円く、中国の緑茶に似た風味がある。
ウーロン‐ちゃ【烏竜茶】
《「ウーロン」は中国語》中国福建省や台湾などの特産の半発酵茶。生葉を発酵途中で釜煎(かまい)りをし、よくもんだのち乾燥させる。いれた茶は紅茶に似るが、緑茶の風味をとどめ香気が強い。
えび‐ちゃ【葡萄茶/海老茶】
1 黒みを帯びた赤茶色。えび茶色。 2 「葡萄茶式部」「葡萄茶袴」の略。「頗(すこぶ)る大した—と言うことです」〈木下尚江・良人の自白〉