むらさき‐かたばみ【紫酢漿草】
カタバミ科の多年草。地下の鱗茎(りんけい)は子球をつくってよく増える。カタバミより大形。夏、淡紅色の花を開く。南アメリカの原産で、江戸時代に渡来し帰化。
むらさき‐けまん【紫華鬘】
ケシ科の越年草。山野の日陰地に生え、高さ20〜50センチ。全体に柔らかく、葉は羽状に細かく裂けている。晩春、紅紫色の花を総状につける。花は筒状で先が唇形をし、距(きょ)をもつ。やぶけまん。まんだ...
むらさき‐そう【紫草】
多年草ムラサキの別名。
むらさき‐つゆくさ【紫露草】
ツユクサ科の多年草。高さ約50センチ。葉は広線形。春から夏にかけ、紫色の3弁花が朝に開き、午後にしぼむ。北アメリカの原産で、庭などに栽培。また、雄しべの花糸(かし)は細胞が1列に並んで観察しやす...
むらさき‐の‐ゆかり【紫の縁】
「草(くさ)の縁(ゆかり)」に同じ。「かの—尋ねとり給ひて」〈源・末摘花〉
むらむら・し【斑斑し】
[形シク]色の濃淡が一様でない。転じて、心が揺れて定まらない。「つき草の移し心やいかならむ—・しくもなりかへるかな」〈馬内侍集〉
め
1 五十音図マ行の第4音。両唇鼻音の有声子音[m]と母音[e]とから成る音節。[me] 2 平仮名「め」は「女」の草体から。片仮名「メ」は「女」の末2画から。
めい‐そう【名草】
花が美しい、薬効がある、などのためによく知られている草。
めい‐ばく【冥漠/冥邈】
[名・形動]暗くて遠いこと。また、そのさま。「申し分のない、空気と、あたたかみと、—なる調子とを具えて居る」〈漱石・草枕〉
芽(め)が◦出(で)る
1 草木の芽が萌え出る。 2 幸運が巡ってきて、成功の糸口が開ける。目が出る。「長い下積みを経てやっと—◦出る」