ふき‐ごもり【葺き籠もり】
陰暦5月4日の夜または5日のこと。地方によってこの日に菖蒲(しょうぶ)と蓬(よもぎ)で屋根を葺き、家にこもる風習がある。
ほ【蒲】
[人名用漢字] [音]ホ(漢) ブ(呉) フ(唐) [訓]がま 〈ホ〉 1 草の名。ガマ。「蒲葦(ほい)/香蒲」 2 木の名。カワヤナギ。「蒲柳」 3 ばくちを打つ。「樗蒲(ちょぼ)」
〈ブ...
まい‐まい【舞舞】
1 曲舞(くせまい)およびそれから派生した幸若舞(こうわかまい)の異称。 2 カタツムリの別名。 3 「舞舞虫(まいまいむし)」の略。《季 夏》「—の水の広さや花菖蒲/青邨」
みず‐つ・く【水漬く】
[動カ五(四)]《「みずづく」とも》水がつく。水にひたる。みづく。「菖蒲など咲いていたほど—・いていた」〈秋声・縮図〉
六日(むいか)の菖蒲(あやめ)
《5月5日の節句の翌日の菖蒲の意から》時機に後れて役に立たない物事のたとえ。のちのあやめ。むいかのしょうぶ。「—十日の菊」
め‐だか【目高】
[名・形動] 1 ダツ目メダカ科の淡水魚。平野部の小川や池沼、水田にすみ、群泳する。全長3、4センチ。体は細長くて側扁し、目が大きく、しりびれは雄のほうが雌より大きい。体色は淡暗褐色で、背を黒褐...
や‐づま【屋端】
軒先。軒端。「見渡せば葺(ふ)かぬ—もなかりけり淀野の沼に引ける菖蒲を」〈夫木・二四〉
よく・す【浴す】
[動サ五]「よく(浴)する」(サ変)の五段化。「菖蒲(しょうぶ)湯に—・す」「初夏の陽光に—・す」「先師の学恩に—・す」
[動サ変]「よく(浴)する」の文語形。
わさび‐おろし【山葵卸し】
1 ワサビやショウガをすりおろすための、小形のおろし金。また、その道具ですりおろしたワサビ。 2 《はいている菖蒲革の袴(はかま)の模様が1に似ていたところから》若党(わかとう)・中間(ちゅうげ...