あたま‐がち【頭勝ち】
[名・形動] 1 からだのわりに頭の大きいこと。また、そのさま。頭でっかち。「菖蒲を生けた—の花瓶」〈上司・太政官〉 2 頭(ず)が高いこと。いばること。また、そのさま。傲慢(ごうまん)。「天竺...
あやめ‐の‐かぶと【菖蒲の兜】
⇒菖蒲兜(しょうぶかぶと)
あやめ‐の‐ゆ【菖蒲の湯】
⇒しょうぶゆ(菖蒲湯)
あやめ‐ゆかた【菖蒲浴衣】
端午の節句に着た浴衣。しょうぶゆかた。 [補説]曲名別項。→菖蒲浴衣
いず‐ら【何ら】
[代] 1 不定称の指示代名詞。どこ。どこいら。いずこ。「石田野(いはたの)に宿りする君家人の—と我を問はばいかに言はむ」〈万・三六八九〉 2 (感動詞的に用いて)相手を促したり、問いかけたりす...
いつか‐の‐せちえ【五日の節会】
奈良時代以後、朝廷年中行事の一。毎年5月5日に天皇が武徳殿に出て、群臣に宴を賜り、あとに騎射が催される。参列する人々は菖蒲(あやめ)を鬘(かずら)につけた。平安時代後期には衰えた。端午の節会。い...
うき‐ね【浮き根】
《「うき」は泥地の意》泥の中に生えている菖蒲(あやめ)などの根。和歌で「憂き音(ね)」と掛けて用いる。「—のみ袂(たもと)にかけしあやめ草引き違(たが)へたる今日ぞうれしき」〈栄花・浦々の別〉
お‐てて
1 お守り役。「宇治の通円殿とて、貴殿の主人頼長公の—同然の御家来筋」〈浄・菖蒲前操弦〉 2 乳母の夫。「お乳(ち)が肩車、—が日傘」〈浄・寿の門松〉
かざり‐かぶと【飾り兜】
端午の節句の飾り物の一。江戸時代は、菖蒲(しょうぶ)で兜の形をつくり、屋外に幟(のぼり)と一緒に飾った。後世、厚紙などで模造品を作り、室内に飾るようになった。
かずら【鬘】
1 上代、つる草や草木の枝・花などで作った髪飾り。「菖蒲草(あやめぐさ)花橘(はなたちばな)を玉に貫(ぬ)き—にせむと」〈万・四二三〉 2 髪の毛を補うために添える毛髪。添え髪。かもじ。「わが御...