あき‐おち【秋落ち】
1 秋になって、予想より米の収穫が少ないこと。 2 豊作のため、秋になって米相場の下がること。秋下げ。秋落ち相場。⇔秋上げ。
あくしょ‐おち【悪所落ち】
遊里へ行くこと。「礼場(れいば)(=葬儀場)よりすぐに—の内談」〈浮・一代女・三〉
あま‐おち【雨落ち】
1 雨垂れの落ちる所。雨打ち。 2 歌舞伎劇場で、舞台際の客席。かぶりつき。
あまだれ‐おち【雨垂れ落ち】
雨垂れが落ちて当たる所。あまおち。
いい‐おち【言ひ落ち】
言えば言うほど自分の不利益になること。「申し訳いたす程皆—にて候へども」〈浄・出世景清〉
いちまい‐おち【一枚落ち】
将棋で、上手(うわて)が、飛車・角行のいずれかをはずして対局すること。片駒(かたこま)。→駒落ち
いろ‐おち【色落ち】
[名](スル)布や衣類などを洗ったときに色が落ちること。「—したジーンズ」
鰯(いわし)で精進(しょうじん)落(お)ち
やっと迎えた精進落としの宴に、イワシのようないつでも食べられる魚を出す。ずっと耐えてきた努力が報われないことや、つまらないことで努力がむだになることのたとえ。
うまれ‐おち【生まれ落ち】
生まれた時。「江戸っ子の有難さには、—から死ぬまで、生まれた土地を一寸も離れねえよ」〈滑・浮世風呂・二〉
おち【落ち】
1 落ちること。 ㋐地位や階級などが下がること。「十両—」 ㋑付着していたものが取れること。「—のいい洗剤」 2 抜けること。 ㋐あるべきものが入っていないこと。漏れ。「招待客のリストに—がある...