うす‐よう【薄様】
1 薄手の鳥の子紙・雁皮紙(がんぴし)。また、一般に薄手の和紙。薄葉。⇔厚様(あつよう)。 2 上方を濃く、下方をしだいに薄くぼかして染めること。曙(あけぼの)染め。 3 襲(かさね)の色目の名...
うす‐よう【薄葉】
1 「うすよう(薄様)1」に同じ。 2 和紙・洋紙を問わず、一般に極めて薄く漉(す)いた紙。
うす‐よご・れる【薄汚れる】
[動ラ下一][文]うすよご・る[ラ下二]なんとなく汚れた感じである。薄ぎたなくなる。「—・れたシャツ」
うす‐ら【薄ら】
[形動ナリ]《「ら」は接尾語》 1 ある現象・状況などが、ほんの少し現れているさま。かすか。「君が朱(あけ)なるてぶくろに雪も—にとけゆけり」〈犀星・三月〉 2 名詞・形容詞の上に付いて、うすい...
うす‐らか【薄らか】
[形動ナリ]物の厚みや色合いがいかにも薄いさま。うっすらとしているさま。「—なる刀の、長やかなる」〈宇治拾遺・一〉 「中将の君、鈍色(にびいろ)の直衣(なほし)、指貫(さしぬき)—に更衣して」〈...
うすら・ぐ【薄らぐ】
[動ガ五(四)] 1 薄くなる。淡くなる。「靄(もや)が—・ぐ」 2 物事の度合いが減る。程度が弱まる。「関心が—・ぐ」「寒さが—・ぐ」
うすら‐さむ・い【薄ら寒い】
[形][文]うすらさむ・し[ク] 1 少し寒い感じである。うすさむい。「—・い秋の朝」 2 心が寒気を感じるさま。なんとなく寒いものを感じるさま。「厭世的な風潮に—・いものを感じる」「考へてみる...
うすら‐とんかち【薄らとんかち】
知恵の足りない人、間が抜けた人などをののしっていう語。
うすら‐ひ【薄ら氷】
《「うすらび」とも》薄く張った氷。うすごおり。はくひょう。うすらい。《季 春》「—の草を離るる汀かな/虚子」
うすら‐び【薄ら日】
弱い日差し。うすび。