たけのこ【竹の子/笋】
狂言。畑に生えたたけのこの所有をめぐって畑主と隣の藪(やぶ)主とが争い、仲裁人が取りなし、結局、相撲で勝負をつけ畑主が勝ちをおさめる。
ちくあん【竹庵】
《「藪井竹庵(やぶいちくあん)」の略》藪医者のこと。
ちゅう‐げん【中言】
1 他人が話している途中に口をはさむこと。また、話の途中でさしはさむ、別の話。「左に小竹藪があり…。—だが、此の小竹藪は決して取り除いてはならぬと」〈蘆花・自然と人生〉 2 二人の間に立って、一...
で‐ばん【出番】
1 仕事・舞台などに出る番。「—が近づく」 2 問題解決などのためにその人の登場すべき場面。「ここまでこじれては、いよいよ先生の—だ」 3 江戸時代、商家の奉公人が公休日をもらう番。藪(やぶ)入...
でも‐いしゃ【でも医者】
《「でも」は接頭語》未熟な医者。藪(やぶ)医者。→でも
刀下(とうか)の鳥(とり)林藪(りんそう)に交(まじ)わる
切り殺されようとした鳥がのがれて林や藪(やぶ)の中に遊ぶ。九死に一生を得て蘇生(そせい)の思いをするたとえ。
となり‐ざかい【隣境/隣界】
隣家との境界。「此処は—の藪際にて」〈一葉・暁月夜〉
とりい‐とうげ【鳥居峠】
群馬県吾妻(あがつま)郡と長野県上田市との境の峠。標高1362メートル。 長野県西部、木曽郡木祖(きそ)村にある峠。標高1197メートル。太平洋側と日本海側の分水界をなす。中山道の奈良井(な...
にらやま‐がさ【韮山笠】
《幕末、伊豆韮山の代官江川太郎左衛門が考案したことから》こよりを編んで黒漆を塗った、平たい円錐形の笠。砲術訓練の武士が用いた。藪潜(やぶくぐり)。
のち‐の‐やぶいり【後の藪入り】
正月の藪入りに対して、盆の藪入りのこと。《季 秋》→藪入り