かい‐し【解屍】
死体を解剖すること。「又、其の間には、—の事もあり」〈蘭学事始〉
かい‐しゅう【会集】
[名](スル)多くの人々が集まること。また、集めること。「—の期日毎に、児女の祭見に行く心地にて」〈菊池寛・蘭学事始〉
かい‐たい【解体】
[名](スル) 1 まとまっているもの、組み立ててあるものを、分解すること。また、ばらばらになること。「建築物を—する」 2 組織をこわして、その機能を失わせること。また、組織がばらばらになって...
かいたいしんしょ【解体新書】
日本最初の、西洋医学書の翻訳書。本文4巻、解体図1巻。安永3年(1774)刊。ドイツ人クルムスの「解剖図譜」のオランダ語版「ターヘル‐アナトミア」を前野良沢・杉田玄白らが翻訳したもの。神経・軟骨...
かく‐しょう【膈症】
食べ物が通らなくなる病気。胃癌(いがん)・食道癌などにあたるという。かくのやまい。「天明の初年、—を患(うれ)へて」〈蘭学事始〉
か‐こう【加功】
[名](スル)助力すること。法律では、犯罪に加担することをいう。「ハルマ釈辞の書は、彼が—して、其の業を助成せりとなり」〈蘭学事始〉
きた・す【来す】
[動サ五(四)] 1 結果として、ある事柄・状態を生じさせる。招く。「支障を—・す」「からだに変調を—・す」 2 来るようにする。「年々長崎の津に船を—・すこととはなりぬ」〈蘭学事始〉
こう‐こう【鏗鏗】
[ト・タル][文][形動タリ]《「鏗」は金石の打ち合う音の意》鐘の音などが鳴りわたるさま。「浅草寺の明(あけ)六つの鐘が、—と鳴り渡って居る」〈菊池寛・蘭学事始〉
こう‐よう【功用】
役に立つこと。働き。ききめ。「源内、これを見て、その—を問ひ帰り」〈蘭学事始〉
こう‐ろう【高朗】
[名・形動]気高く、明朗なこと。また、そのさま。「玄白も、良沢の—な熱烈な気持に接して居ると」〈菊池寛・蘭学事始〉