のり【生血/血】
まだ乾かない粘りけのある血。血糊(ちのり)。「疵口を確(しっ)かと抑えてはいるものの、—は溢れて」〈円朝・怪談牡丹灯籠〉
はい‐しゅっけつ【肺出血】
肺から出血している状態。胸部の外傷や肺結核・肺癌などでみられる。通常、喀血(かっけつ)や血痰(けったん)として認められる。
はな‐ぢ【鼻血】
1 鼻からの出血。鼻出血(びしゅっけつ)。 2 (「鼻血も出ない」「鼻血しか出ない」などの形で)出すものはすべて出した意で、有り金を使いはたしたたとえにいう。「競馬ですってもう—も出ない」
ひか‐いっけつ【皮下溢血】
⇒皮下出血
ひか‐しゅっけつ【皮下出血】
打ち身などで皮下組織にある血管が切れて出血すること。血液は体外に出ず、暗色の斑状を示す。血管ないし血液の異常によって起こる場合もある。
ひん‐けつ【貧血】
血液中の赤血球数またはヘモグロビン量が正常以下となり、酸素運搬能力が低下した状態。出血や栄養不足、骨髄の造血機能低下、溶血などさまざまな原因によって起こる。顔色が白く、疲れやすく、動悸(どうき)...
ふおうせい‐ひんけつ【不応性貧血】
⇒骨髄異形成症候群
ふせい‐しゅっけつ【不正出血】
通常の月経以外の時期に膣や子宮などからの出血がみられること。子宮がん・子宮筋腫・ポリープ・子宮内膜炎などの疾患が原因で起こる場合(器質性出血)と、ストレスや排卵期などでホルモンの分泌異常によって...
ふる‐ち【古血】
病毒などでけがれた悪い血。また、古くなって、色の変わった血。
へき‐けつ【碧血】
《中国、周の萇弘(ちょうこう)が、君主に忠義をつくしたが信任されず自死し、その血が碧玉(へきぎょく)になったという故事から》強い忠誠心のたとえ。