ぜんけつ‐ゆけつ【全血輸血】
供血者から提供された血液を、ほぼそのまま輸血すること。外傷などで大量に出血した場合や、心大血管疾患の手術、新生児の交換輸血など、限られた場合に行われる。→成分輸血
そう‐けつ【送血】
[名](スル)人工心肺装置を使用する際に、患者から脱血し人工心肺装置で酸素を加え二酸化炭素を取り除いた血液を患者の大動脈・大腿動脈に送り戻すこと。
ぞう‐けつ【増血】
[名](スル)体内の血液をふやすこと。また、ふえること。「—剤」
ぞう‐けつ【造血】
[名](スル)体内で血液が生成されること。「—機能」
た‐けつ【多血】
[名・形動] 1 体内の血液の量の多いこと。 2 感情的で激しやすいこと。血の気の多いこと。また、そのようなさま。「多感—な(の)青年」
たにんのち【他人の血】
《原題、(フランス)Le Sang des autres》ボーボワールの小説。1945年刊。対独レジスタンスを主題とする。1984年、クロード=シャブロル監督により映画化。
たん‐けつ【痰血】
痰(たん)。また、汚い分泌物。
だいきゅうせい‐ひんけつ【大球性貧血】
貧血の分類の一。赤血球が通常よりも大きくなっている貧血。赤血球ができる過程に何らかの異常が疑われる。巨赤芽球性貧血などでみられる。→小球性貧血 →正球性貧血
だっ‐けつ【脱血】
[名](スル) 1 人工透析や人工心肺などで、血液を体外に取り出すこと。 2 動物の体から血液を抜くこと。血抜き。放血。
ち【血】
1 動物の血管内を流れる体液。血液。血潮(ちしお)。「赤い—」「—が出る」→血液 2 血縁。血統。血筋。「—のつながり」「—は争えない」 3 人のもつ感情や思いやり。「若い—がたぎる」