てっけつ‐せいさく【鉄血政策】
ドイツ統一をめざすプロイセンの軍備拡張政策。1862年に行われた、首相ビスマルクの「現在の問題は演説や多数決ではなく、ただ鉄と血によってのみ解決される」との議会演説に基づく。
てつけつぼうせい‐ひんけつ【鉄欠乏性貧血】
赤血球に含まれるヘモグロビンの量が減り、血液中のヘモグロビン濃度が低下している貧血。偏食、月経過多、悪性腫瘍による慢性的な出血、胃切除による吸収不全、妊娠・出産などで鉄が不足することによって起こ...
デング‐しゅっけつねつ【デング出血熱】
デング熱の重症型。デング熱と同じように発症するが、平熱に戻りかけたときに、血小板の減少や血管外への血漿の漏出による出血の症状が現れる。循環不全によりショック症状を示す重篤な状態はデングショック症...
とうがいない‐けっしゅ【頭蓋内血腫】
脳の内部や脳と頭蓋骨の間に血液がたまった状態。血腫が発生する場所によって、硬膜外血腫、硬膜下血腫、脳内血腫などに分類される。
とうがいない‐しゅっけつ【頭蓋内出血】
頭蓋の内部で起こる出血の総称。出血する場所により、脳実質内出血・脳室内出血・くも膜下出血・硬膜下出血などに分けられる。
とう‐けっしゅ【頭血腫】
分娩の際に胎児の頭が強く圧迫されたため、頭蓋骨(とうがいこつ)とそれを包む骨膜との間に生じた血液の塊。吸収され、数か月後に消失する。ずけっしゅ。
とくはつせいけっしょうばんげんしょうせい‐しはんびょう【特発性血小板減少性紫斑病】
基礎疾患や薬剤の影響がないにもかかわらず、血小板が減少し、さまざまな出血症状を引き起こす病気。指定難病の一つ。小児の場合6か月以内に治癒することが多い。血小板に対する自己抗体が生成され、脾臓で血...
と‐けつ【吐血】
[名](スル)食道・胃・十二指腸などから出血した血液を嘔吐(おうと)すること。吐いた血の色は褐色がかっている。→喀血(かっけつ)
どうしゅ‐ぞうけつかんさいぼういしょく【同種造血幹細胞移植】
自分以外の健康な人から提供された幹細胞を用いる造血幹細胞移植。骨髄移植・末梢血幹細胞移植・臍帯血移植の3つがある。→同種移植 →自家造血幹細胞移植
どうしゅまっしょうけつ‐かんさいぼういしょく【同種末梢血幹細胞移植】
ドナーから提供された造血幹細胞を用いる、末梢血幹細胞移植。白血病や再生不良性貧血などの治療法の一つ。→自家末梢血幹細胞移植 →同種移植