あわ‐た・つ
[動タ四]雲などがわきあがる。多く立ちのぼる。「憂き目をばよそ目とのみぞ逃れ行く雲の—・つ山のふもとに」〈古今・物名〉
あん‐しん【安心】
[名・形動](スル) 1 気にかかることがなく心が落ち着いていること。また、そのさま。「列車で行くほうが—だ」「—して任せられる」 2 ⇒あんじん(安心)
あん・す
[動サ特活]《「あります」の音変化から》 1 「行く」「来る」の軽い丁寧語。行きます。来ます。「近い内に—・せとて背中をたたく」〈咄・あられ酒・五〉 2 (補助動詞) ㋐(「…であんす」の形で)...
あん‐せい【安静】
[名・形動] 1 安らかで落ち着いていること。また、そのさま。「従順な—な心になって行くのであった」〈石川達三・蒼氓〉 2 病気治療のため、静かに寝ていること。「絶対—」
あん‐ちゅう【暗中】
暗がり。やみの中。「益々疑惑を生じて、恰(あたか)も—を行くが如し」〈織田訳・花柳春話〉
い
[終助]文末の助動詞「た」「だ」、禁止の意の終助詞「な」、質問の意の「か」、動詞の命令形などに付く。 1 親しみを込めて質問する意を表す。「何を悩んでいるんだ—」「君も行くか—」 2 軽蔑した...
い
[接頭]動詞に付いて、意味を強めたり、語調を整えたりする。「—漕(こ)ぐ」「—隠る」「—行く」
いえ‐じ【家路】
1 わが家へ帰る道。「日暮れて—を急ぐ」 2 その家の方へ行く道。「天の川打ち橋渡せ妹(いも)が—止まず通はむ時待たずとも」〈万・二〇五六〉
いえ‐のみ【家飲み】
[名](スル)バーや居酒屋などに行くのではなく、自宅に仲間などを招いて酒を飲むこと。家でする飲み会。自宅飲み。うちのみ。→外飲み
いかがさき【伊加加崎/伊加賀崎】
滋賀県大津市石山寺付近の瀬田(せた)川沿いの地。[歌枕]「我はただ風にのみこそまかせたれ—には人の行くらむ」〈和泉式部続集〉 [補説]大阪府枚方市伊加賀の地ともいう。