たまとり‐まつり【玉取祭】
福岡市箱崎町の筥崎(はこざき)宮の正月3日の祭り。木製の玉を裸になった大勢の若者が奪い合って豊年を占う行事。同様の行事が各地にある。玉せせり。
たん‐ご【端午/端五】
五節句の一。5月5日の節句。もと中国の行事。軒に菖蒲(しょうぶ)や蓬(よもぎ)を挿し、粽(ちまき)・柏餅を食べて邪気をはらう。近世以降、男児のいる家では鯉幟(こいのぼり)を立て、甲冑(かっちゅう...
だい‐ぎょうじ【大行事】
大法会の際に指揮する僧。
滋賀県日吉神社の山王二十一社の一。大行事権現。
だいこ‐たき【大根焚き】
京都市右京区鳴滝の了徳寺で、12月9日に行う行事。大根を煮て開山の親鸞(しんらん)上人に供え、信者にも分ける。《季 冬》
だいごく‐でん【大極殿】
大内裏朝堂院諸殿舎の北方に建つ正殿。中央に高御座(たかみくら)を設けて天皇の御座とし、即位・大嘗会(だいじょうえ)などの重要な行事が行われた。平安京の建物は東西11間、南北4間で単層四注造。緑の...
だいし‐こう【大師講】
1 11月23日夕方から24日にかけて行われる民間行事。家々で小豆がゆ・団子などを食べる。智者大師・弘法大師・元三(がんさん)大師などを祭る地方もある。《季 冬》「細々と日枝の煙や—/嘯山」 2...
だいぜん‐じ【大善寺】
山梨県甲州市にある真言宗智山派の寺。山号は柏尾山。開創は養老2年(718)、開山は行基と伝える。国宝の本堂は、後宇多天皇の勅願によって再建されたもの。藤切り会式・鳥居焼きの行事が行われる。ぶどう薬師。
だい‐まなこ【大眼】
額(ひたい)に目が一つだけある化け物。関東・東北では、2月8日・12月8日の夜に来るといってこの日のこと(事八日(ことようか))をもいい、目籠(めかご)を屋外に立てて追い払う行事をする。一つ目小僧。
だいもんじ‐の‐ひ【大文字の火】
8月16日(もとは陰暦7月)の夜、京都如意ヶ岳(にょいがたけ)の斜面に火床で大の字を作り、これに火をつけて盆の送り火とする行事。
だいりしき【内裏式】
平安前期の有職故実書。3巻。嵯峨天皇の勅命により、藤原冬嗣らが撰。弘仁12年(821)成立。天長10年(833)清原夏野らが改訂。宮中の年中行事の方式などを定めたもの。