ひ‐いけ【氷池】
昔、宮中で用いる氷を作った池。氷室(ひむろ)に貯蔵した。「くるす野の—の水の深きめぐみを」〈年中行事歌合〉
ひきめ‐の‐しんじ【蟇目の神事】
各所の神社で行われる、鏑矢(かぶらや)を射放つ行事。代表的なのは日光の二荒山(ふたらさん)神社のもので、2月4日(古くは正月4日)に行われる。
ひざ‐つき【膝突き/軾】
1 神事や宮中の行事などで、地面にひざまずくとき、地上に敷いて汚れをふせぐ半畳ほどの敷物。布帛(ふはく)や薄縁(うすべり)などで作る。 2 遊芸の師匠に入門するときの礼物。入門料。
ひとがた‐ながし【人形流し】
紙製の人形に、心身のけがれや災いなどを移して祓(はら)えをし、川や海に流す行事。→形代2 [補説]書名別項。→ひとがた流し
ひとつめ‐こぞう【一つ目小僧】
額に目が一つしかない妖怪。関東・東北地方では事八日(ことようか)の夜に来るといって、目の多いかごを門口に高く立てて追い払う行事をする。目一つ小僧。大眼(だいまなこ)。
ひな‐あらし【雛荒(ら)し】
四国・中国地方で、3月3日の節句に子どもたちが供え物をもらい歩く行事。
ひな‐まつり【雛祭(り)】
3月3日の上巳(じょうし)の節句に、女児のある家で雛人形を飾り、菱餅・白酒・桃花などを供えて祝う行事。けがれ・災いを人形(ひとがた)に移しはらおうとする風習が起源とされる。雛遊び。ひいなまつり。...
ひ‐まち【日待ち】
近隣の仲間が集まって特定の日に徹夜してこもり明かし、日の出を拝む行事。正月・5月・9月などに行われ、しだいに酒宴を伴うようになった。→月待ち
ひ‐まつり【火祭(り)】
1 火災のないように祈る祭り。鎮火祭。 2 出雲(いずも)大社で、毎年元日に行われる神事。上代から伝えられた火鑽臼(ひきりうす)・火鑽杵(ひきりぎね)を祭る。 3 火をたいて神を祭る行事。8月2...
ひむろ‐の‐せっく【氷室の節句】
江戸時代の行事の一。暑い盛りの陰暦6月1日に、前年の冬の雪水で作った折餅(へぎもち)または氷餅(こおりもち)などを祝って食べた。