ほうりつ‐こうい【法律行為】
当事者が公権の効力の発生のために行う行為で、法律が公権としての効力の発生を認める行為。当事者の意思表示が不可欠。
ほぞん‐こうい【保存行為】
管理行為の一。財産の価値を現状のまま維持する行為。家屋の修繕など。
ぼうり‐こうい【暴利行為】
相手の困窮や、知識不足・経験不足などにつけ込んで、不当に過大な利益を得ること。民法により、公序良俗違反とされる。
みだらな‐こうい【淫らな行為】
淫行の婉曲な言い方。特に、買春などによる青少年との性交や猥褻行為。
むいん‐こうい【無因行為】
財産上の出捐(しゅつえん)行為において、原因(契約など)が法律上無効であっても、それ自体は有効とされる行為。例えば手形行為で、売買代金として手形を交付したときは、たとえ売買が無効とされた場合でも...
むしょう‐こうい【無償行為】
対価を得ないで給付(出捐(しゅつえん))をすることを内容とする法律行為。贈与・遺贈など。⇔有償行為。
めんせき‐こうい【免責行為】
債務の全部または一部を消滅させるため、債務者または債務者に代わって第三者がなす行為。弁済・供託など。
ゆういん‐こうい【有因行為】
財産上の出捐(しゅつえん)の原因が法律上無効であれば、それに伴って出捐行為自体も無効となる行為。⇔無因行為。
ゆうしょう‐こうい【有償行為】
各当事者が給付(出捐)をするとともに、その対価を得るような法律行為。⇔無償行為。
ようしき‐こうい【要式行為】
遺言・婚姻・手形の振り出しなど、一定の方式に従って行わなければ成立しないか、または無効とされる法律行為。