うすのこえ【臼の声】
箏曲(そうきょく)。山田流の奥許(おくゆる)し物で、生田流でも演奏する。3世山登松齢(やまとしょうれい)が明治初年に作曲。古臼を燃やしたら香木であったので奉行に献上したところ、歌詞を賜ったという...
うす‐ゆき【薄雪】
1 薄く積もった雪。 2 鶏卵と小麦粉とで作り、砂糖の衣をかけた菓子。
うす‐よう【薄様】
1 薄手の鳥の子紙・雁皮紙(がんぴし)。また、一般に薄手の和紙。薄葉。⇔厚様(あつよう)。 2 上方を濃く、下方をしだいに薄くぼかして染めること。曙(あけぼの)染め。 3 襲(かさね)の色目の名...
うす‐らか【薄らか】
[形動ナリ]物の厚みや色合いがいかにも薄いさま。うっすらとしているさま。「—なる刀の、長やかなる」〈宇治拾遺・一〉 「中将の君、鈍色(にびいろ)の直衣(なほし)、指貫(さしぬき)—に更衣して」〈...
うずら‐ごろも【鶉衣】
《ウズラの羽がまだらであるところから》継ぎはぎのしてある着物。ぼろな着物。うずらぎぬ。うずらのころも。「錦繍(きんしゅ)のかさね引きかへ、いつの間に—と綻(ほころ)びて」〈浄・五枚羽子板〉 [補...
うずら‐の‐ころも【鶉の衣】
「鶉衣(うずらごろも)」に同じ。
うだ【宇陀】
奈良県北東部にある市。大和高原に位置し山林が豊か。平成18年(2006)1月、大宇陀町・菟田野(うたの)町・榛原町・室生村が合併して成立。人口3.4万(2010)。
奈良県北東地域の称。大和...
う‐だい【有待】
《「うたい」とも》仏語。人間のからだ。衣食などの助けによって初めて保たれるところからいう。
うち‐あげ【内揚げ/内上げ】
1 (内揚げ)和裁で、衣服のあげをあらかじめ内側に縫い込んでおくこと。⇔外揚げ。 2 内金を支払うこと。また、内金。内入り。「米屋へ金子(きんす)三両—にして」〈浮・文反古・一〉 3 初婿入りの...
うち‐あ・り【打ち有り】
[動ラ変] 1 存在する。ある。いる。「ただうち恥ぢらひて誰(たれ)も—・るを」〈狭衣・三〉 2 ありふれている。ざらにある。「同じ歌と申せども、この頃の—・る様にもあらず」〈今鏡・二〉