おり‐か・く【折り掛く/折り懸く】
[動カ下二] 1 折って物に掛ける。「賤(しづ)の男(を)が篠(しの)—・けて干す衣」〈梁塵秘抄・二〉 2 折ったままにしておく。「鎧(よろひ)に矢の立つこと数を知らず、—・け—・けしたりければ...
おり‐く【折句】
短歌・俳句・川柳などの各句の初めに、物の名や地名などを1字ずつ置いて詠んだもの。「かきつばた」の5字を「から衣きつつなれにしつましあればはるばる来ぬるたびをしぞ思ふ」〈伊勢・九〉と詠み込む類。→...
おり‐つ・ぐ【織り次ぐ】
[動ガ四]続けて織る。織り続ける。「かにかくに人は言ふとも—・がむ我が機物(はたもの)の白き麻衣」〈万・一二九八〉
おり‐め【折(り)目】
1 紙・衣服などを折りたたむときにできる境目の筋。「ズボンに—をつける」 2 物事のくぎり。けじめ。「生活に—をつける」 3 立ち居振る舞い。行儀作法。 4 よい折。機会。〈日葡〉
おりめ‐だか【折(り)目高】
[名・形動] 1 衣服の折り目が、くっきりと高く現れていること。また、そのさま。「同一色(おなじいろ)の無地の袴、—に穿(は)いたのが」〈鏡花・草迷宮〉 2 立ち居振る舞いのきちんとしていること...
おれがで‐に
[副]自分自身で。わがでに。「—打ったのぢゃ」〈浄・女舞衣〉
オート‐クチュール【(フランス)haute couture】
高級衣装店。特にパリの高級衣装店協会に加盟している店のこと。
かい‐こう【戒香】
持戒の人の徳が四方に影響することを、芳香の遠くまで香ることにたとえていう語。「忍辱(にんにく)の衣を著(き)つれば、—匂ひにしみ薫(かほ)りて」〈栄花・玉の台〉
かいすい‐ぎ【海水着】
水泳や海水浴のときに着る衣服。水着。水泳着。《季 夏》「まつはりて美しき藻や—/秋桜子」
かい‐だゆ・し【腕弛し】
[形ク]《「かいなたゆし」の音変化。「かいたゆし」とも》「かいだるい」に同じ。「悔しくもかへりにけるか唐衣(からごろも)—・きまでかへすかひなし」〈清慎公集〉