出典:gooニュース
【裁判員制度15年】辞退者減らす工夫必要(6月24日)
市民が刑事裁判に参加する裁判員制度は今年、導入されて15年を迎えた。3月末までに県内で1477人が裁判員か、補充裁判員として審理に関わった一方で、辞退者は候補者全体の約7割に及ぶ。多様な立場や経験に基づく意見を司法に反映させる制度を成熟させるためにも、参加しやすい環境づくりを不断に進める必要がある。 裁判員に選ばれれば原則、辞退できない。
「世界が広がった」裁判員の経験を語り合う 富山地裁で意見交換会
この日参加した射水市の50代女性は、専門用語を知らず、当初は不安を感じたというが、他の裁判員の発言も聞いて「素直に意見を言うことができた。携わって世界が広がった」と述べた。 富山市の40代男性は、様々な角度から事件が調べられていることを知り「仕事の上でも勉強になった」という。勤務先では初の裁判員として休暇などの対応をしてもらったといい、会社がルールを作るいい機会になった、と話した。
裁判員制度「貴重な機会」 開始15年、富山地裁で改善点議論
富山地裁(富山市西田地方町)は12日、裁判員経験者と法曹三者による意見交換会を同地裁で開き、開始から15年の節目を迎えた裁判員制度の改善点について議論した。経験者の多くは「貴重な機会。怖がらずに引き受けてほしい」と呼びかけた。 裁判員制度は2009年の開始から今年5月で15年が経過。県内は3月末までに約600人が裁判員(補充裁判員を含む)を務めた。
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